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肆拾話 鬼遭遇 ページ41

「そろそろ寝るか……」


お面を外して敷かれた布団へと向かう。

師匠に任務の報告もしたし………



――――殺隊――――舐めんじゃ…―――――



さっきからドタバタと騒がしい。


一体どこのどいつが暴れているのだろうか。

怒鳴りつけてもいいが面倒だし止めておこう。
ため息を着けば部屋の前の廊下が騒がしくなった。




「待てゴラァあ!炭治郎!!」

「うわぁ!!」

「んー!!」


すごい勢いで襖が開いて三人の人が入ってくる。


まずい、目が合った!


すぐさまお面を付けるもひと足遅く、二人の少年は固まって倒れ込んでしまった。


「んー!!」

「君はなんで倒れな……!?」



騒がしくて気づかなかったが、気配で分かった。



「鬼…!」

「んー?」



手を伸ばして近寄ってくる少女の鬼からすぐさま離れて刀を持つ。



倒れた2人を庇うように立って鬼に刀を向ける。



「屋敷の中に入り込んだか……すぐに斬ってやる…!」

「んーん〜!」

「煩い。大人しくすれば痛くしない。」



屋敷に入り込んだということは、相当飢えているのだろうか。だとしたらすぐに私に襲いかかるはず……


…………いや、関係ない。鬼であるならその頸を斬らなければならない。




「さようなら。」

「?」




不思議そうに私を見つめる少女の鬼に勢いよく刀を振り下ろす。


そして彼女に刃が当たる寸前。




「やめろ!!」

「!」




いきなりのことに体が反応しなかった。



いつの間にか意識の戻った耳飾りの少年に勢いよく押されよろけるがすぐに体制を整えて彼をお面の下から睨む。


「何をするの……でこっぱち…!!」

「俺の妹を傷つけるな!」



そう言って鬼を庇う少年に感じたことのない怒りが沸いた。

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ぽてちまる(プロフ) - 夜にコメントしちゃってすみませんでした!!ありがとうございます^ ^これからも楽しく読ませて頂きます!応援してます!! (2020年5月2日 3時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - ぽてちまるさん» 指摘ありがとうございます!恐らくこれで見れるようなったと思います!すみませんm(_ _)m (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - シウさん» 編集遅れました!おそらく見れるようになったと思います…(><) (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
ぽてちまる(プロフ) - 私も見れてないです…(汗)気になる!!^ ^ (2020年5月2日 2時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - イメージ画像が見られません( ; ; ) (2020年4月20日 1時) (レス) id: 4722f65ee6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AOI 3 | 作成日時:2019年11月23日 19時

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