23話 決心 ページ24
あの後、流星隊の一年生と不本意ながらも仲良くなり今は僕と翠で帰路についている。
「翠って思ったよりアイドルしてたんだね。」
「思ったよりって………」
こういうくだらない会話もこれからはあまり出来なくなるかもしれない。
そう考えると何だか寂しくなる。
「Aの父さんってさ、今度いつ帰ってくるの？」
「さぁ？今は世界中飛び回ってるから知らない。」
「すごいよな……父親が�爛▲ぅ疋覘瓩覆鵑董帖帖�
「いや、もうアイツ40だし……どっちかというと今は歌手だよ。」
俺と母親をほったらかしにしたアイツは今はツアーで世界中を飛び回っている。
「だってAって母親は女優でしょ？……ハイブリッドだ」
「何言っとん？別にええけど周りには言わんといてよ。」
「分かってる。」
母親は結構有名だった女優。僕を生んだせいで続けられなくなったがその分僕が母さんのしたい演技をするから問題ない。
「あのさぁ……最近A無理してない？」
「えっ？」
「だってさ……お前の演技凄いけど終わった後なんかつまらなさそうだし………」
それ椚先生にも言われたなぁと、思って聞いていたら翠は少し嬉しそうに声を上擦らせながら言う。
「けどさ、俺の勘違いかもしれないけど……今日のライブ見てたAは凄く楽しそうだった」
「は？」
瞳がキラキラしててお前のあんな顔は久しぶりに見たと言われて思考が一瞬停止する。
僕が………楽しそう？演技よりも？
あり得ないと思いながらも翠の話に耳を傾ける。
「やっぱりA本当はアイドルやりたいんじゃないの？」
「いや、
「関係ないよ。俺はAのしたいことをすればいいと思う。」
やりたいこと………正直演技は好きだけどいつも何か物足りない。
でも翠の…アイドル科の人達が輝いているのを見て、自分は�狒△泙靴き瓩抜兇犬拭�
「僕にアイドルなんか出来るんかな……」
「出来るよ。俺でも出来たから。」
自信満々にそんなネガティブ発言をする翠を笑えば彼は心底不思議そうな顔をした。
「じゃあ、今日母さんに連絡してみる」
「本当に！？………ようやくAと学校で会える！」
「まだ入るって決まったわけじゃないよ。」
「それでもいいよ。初めてAのやりたいことを自分で決めたんだから！」
嬉しそうに笑う翠の優しさに触れて、少しむず痒く感じた。
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む(プロフ) - ほんとに好きです… (2022年6月4日 10時) (
レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 凄い面白くて語源力があって羨ましいです!更新頑張ってください! (2020年4月11日 22時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
更夜＆ルナ@歌い手(プロフ) - AOI３さん» 了解です！頑張ります！ (2020年4月9日 19時) (レス) id: b1f570929b (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 更夜＆ルナ@歌い手さん» コメントありがとうございます。返信遅れてすみません！イメ画の件はぜひ！描いてくださると嬉しいですヽ(*´∀｀)ノ (2020年4月6日 15時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
更夜＆ルナ@歌い手(プロフ) - すごく面白い作品ですね！応援してます！ついでとは何ですが夢主さんのイメ画を描いてもいいでしょうか？下手ですけど｡ (2020年3月22日 20時) (レス) id: b1f570929b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AOI 3
| 作成日時：2019年8月7日 14時
