86 新情報 ページ42
｢……とまぁ、そんなことがあって敵の動きを警戒し例年使わせていただいてる合宿先を急遽キャンセル。行き先は当日まで明かさない運びとなった｣
｢えー！！｣
昨日焦凍にかかってきた電話はそういうことだったのか。しかし電話の内容をあの時詳しくは教えてもらえなかったが………
しかしさすが雄英。どんな事態が起きたとしても行事を中止しないらしい。
「ゆっ雪宮君！」
うるさい、黙れ。口には出さず話しかけてきた緑谷に目を向けると相変わらず挙動不審で視線をキョロキョロさせていて喋っていなくても煩い。
「何？」
「えっとあの…“マーチ”っていう女の人知ってる？」
「…なんでお前がそいつのこと知っとん……」
「えっ？」
ゆっくり席を立つと自分よりも目線が低い彼を見下ろす。その目が冷たいことが自分でもよく分かった。
「誰から訊いたんそれ。」
「グッ……！」
ガッと胸ぐらを掴み、目線を此方に向ける緑谷を見つめる。
「死柄木……から…」
苦しそうにする緑谷に静かに告げる。
「それ他の奴に言うなよ。俺の詮索もしてくんな。迷惑なんよ。」
異変に気づいたのかクラスがざわつき切島が間に割り込んでくる。
「おい！何してんだ、二人で！」
「なんもしとらんよ。ただこいつが余計なこと言ってきて、俺がそれにイラついただけ。」
ごめんな、と言うとうんと呟く緑谷。彼の表情は心配そうだった。
そんなことよりマーチのことで俺の頭はいっぱいだった。緑谷が言うことが本当なら死柄木から何か聞いたということ。つまり敵とあの女はやはり繋がっていた。
ようやく有効な情報がつかめたが、それと同時に嫌なことも思い出す
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「はぁ……」
「どうしたの雪宮君…顔色が悪いよ」
「触らんといて。」
彼の手を振り払うと近くにいた焦凍と一緒に保健室に向かった。やはりアイツとのことを思い出すと気持ち悪くなる。
怠さで重く感じる体に鞭を打ち、必死に歩みを進めた。
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AOI３(プロフ) - 星の桜さん» 嬉しすぎます…… (2019年7月25日 18時) (
レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - AOI３さん» なので私は文才も語彙力も創作力もあるAOI３さんを崇める事にします← では長話失礼しました！ﾄﾞﾛﾝ!(影から見守る人) (2019年7月25日 8時) (レス) id: d8fdca1aee (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 星の桜さん» ちょっと分かるかもしれない………そんなに雪宮君を好きになってもらってとてもありがたいです！ (2019年7月24日 19時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - AOI３さん» や、だって...抱き締めたくないですか？？？？無いはずの母性本能が疼く() (2019年7月24日 18時) (レス) id: d8fdca1aee (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 青葉さん» 雪宮君以上にもしかして歪んでますか？(@￣□￣@;)！！もし何か気になる点があればご指摘ください！出来る限り直します！ (2019年7月24日 18時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AOI 3
| 作成日時：2019年6月14日 22時
