81 迫る闇 ページ37
「生で見ると気色悪ぃな…」
「うわぁ手の人！ステ様の仲間だよねぇ！？ねぇ！？」
「黒霧、コイツらトバせ…俺の大嫌いなもんがセットで来やがった…餓鬼と礼儀知らず」
死柄木がそう言いながら指を指した二人の男女
制服に身を包んだ女子高生は連続失血死事件の容疑者。
「トガです！トガヒミコ！生きにくいです！行きやすい世の中になってほしいです！ステ様になりたいです！ステ様を殺したい！だから入れてよ敵連合！弔くん！」
にかっと笑いながら自己紹介をする様子には狂気が感じられる。
「次はこちらの彼、目立った罪はしてないがヒーロー殺しの思想にえらく固執している」
「不安だな。この組織ほんとに大義はあるのか？」
「おいおいその破綻JKですらできることができないのか？まず名乗れ大人だろう？」
つぎはぎだらけの男が不満そうにそう言うと、死柄木がすかさず突っかかる。
「今は「荼毘」で通してる」
「本名を言え」
「出すべき時になったら出すさ」
そう言うと死柄木の逆鱗に触れたのか三人は衝突するも黒霧によって止められる。
「まぁ、落ち着け。まだ紹介してぇ奴がいるんだ。まだ来てねぇがな。」
「ガキと礼儀知らずの次は遅刻野郎か。いい加減にしろ。」
「おっ、着いたみてぇだ」
ドアがギシッと音を立てて開くと、肌も髪の毛もまるで雪の様に白い女がヒールを鳴らしながら入室する。
「遅れてごめんなさい。本日から敵連合に所属することになりました雪宮美麗(みれい)です。使えるかは分かりませんが少なくとも足は引っ張らないと思います。」
「……まぁ、遅刻した点を除けばこん中じゃあ一番まともだが………」
「そう見えんだろ？だがこんなかで一番イカれてんのはこいつかもな。……なんたって自分の夫を殺してんだからな。」
「は？」
「やだ、その言い方はやめてください。」
まるでお手本の様な美しい所作で女は近くの椅子に座る。
「だってあの男……Aに私よりも懐かれてたのよ。それにあの子が私よりも優先するのは幼馴染の男の子。そいつら全員いなくなればいいと思うの。私が敵連合に入るのは私の愛する息子に近付く“虫”を消すためよ。」
不敵に笑う女を見て死柄木は溜め息を吐く。
「訂正する。お前が一番イカれてる。」
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AOI３(プロフ) - 星の桜さん» 嬉しすぎます…… (2019年7月25日 18時) (
レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - AOI３さん» なので私は文才も語彙力も創作力もあるAOI３さんを崇める事にします← では長話失礼しました！ﾄﾞﾛﾝ!(影から見守る人) (2019年7月25日 8時) (レス) id: d8fdca1aee (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 星の桜さん» ちょっと分かるかもしれない………そんなに雪宮君を好きになってもらってとてもありがたいです！ (2019年7月24日 19時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - AOI３さん» や、だって...抱き締めたくないですか？？？？無いはずの母性本能が疼く() (2019年7月24日 18時) (レス) id: d8fdca1aee (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 青葉さん» 雪宮君以上にもしかして歪んでますか？(@￣□￣@;)！！もし何か気になる点があればご指摘ください！出来る限り直します！ (2019年7月24日 18時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AOI 3
| 作成日時：2019年6月14日 22時
