75 協力 ページ31
先生の視界に入っていないのか個性が使えるようになったので自分の中のパワーを上げて拘束を解く。
「はぁ……焦凍らのとこ行くか」
たぶん拘束されとんやろうなぁ…………
俺のこの予想はまんまと当たり、相澤先生の捕縛によって電線に宙ずりになる焦凍の姿を遠巻きに眺める。下にまきびしを撒かれているので焦凍は着地出来ない様子だった。
「めちゃくちゃ無様やん。すごいおもろいよ、今の格好。」
「解くなら早くしろ。いつ先生が来るか分からねぇぞ。」
「はいはい」
まきびしの上に雪を積もらせてクッションにしてその上に不機嫌そうな焦凍を着地させる。
「…………戻ってくると思わなかった。」
「さすがに幼馴染が無様に吊るされとるのを無視せんよ。」
「一言余計だ」
あぁ、また言われてしもうた。と、軽口を叩くと焦凍はふっと笑う。
「ところで八百万は？」
「八百万はさっき、相澤先生と戦ったときAが何処にいるか分からなかったから全滅する前に逃がした。」
「おお、俺拘束されとったからその判断正解やで。」
そう言うと焦凍は真剣な顔をする。
「なあ、ちゃんと協力しねぇか？」
「別に俺は協力せんとは一言も言っとらんよ」
「でもお前は周りのことをまだ信用してねぇ」
"そんなことない"
言おうとしたが、スッとこの言葉が出ない。
「……別にしとらんでも協力は出来るやろ。」
「今ここで俺や八百万を信用しねぇと今もこの先お前は一生誰も信用しねぇ。」
「そんなこと言われても……」
変なところで頑固なんやから………
「俺焦凍のそういう自分の意見押し付けてくるとこ嫌いやわ」
「俺だって……Aの助けてほしいくせに強がって自分で全部解決しようとするとこが嫌いだ！」
「はぁ？別に強がっとらんわ」
「だったらもうこの際信用しなくていいから頼ってくれ。」
「いっとることめちゃくちゃやぞ。」
我が道を行く焦凍に呆れてもういろいろ自分が馬鹿らしくなってくる。
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AOI３(プロフ) - 星の桜さん» 嬉しすぎます…… (2019年7月25日 18時) (
レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - AOI３さん» なので私は文才も語彙力も創作力もあるAOI３さんを崇める事にします← では長話失礼しました！ﾄﾞﾛﾝ!(影から見守る人) (2019年7月25日 8時) (レス) id: d8fdca1aee (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 星の桜さん» ちょっと分かるかもしれない………そんなに雪宮君を好きになってもらってとてもありがたいです！ (2019年7月24日 19時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - AOI３さん» や、だって...抱き締めたくないですか？？？？無いはずの母性本能が疼く() (2019年7月24日 18時) (レス) id: d8fdca1aee (このIDを非表示/違反報告)
AOI３(プロフ) - 青葉さん» 雪宮君以上にもしかして歪んでますか？(@￣□￣@;)！！もし何か気になる点があればご指摘ください！出来る限り直します！ (2019年7月24日 18時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AOI 3
| 作成日時：2019年6月14日 22時
