イグニハイド生の日常【ツイステ】 (ページ6)

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episode5―賭け事ページ6

「はい、僕の勝ちですね」

「成長速度たけのこかよ」

昨日までは俺が圧勝していたというのにあっという間に勝ち越された。

「ハイードさんは見た目は少し頭の弱そうな感じに見受けられますが、流石はイグニハイド。全然作戦が読めませんでしたよ」

「A氏ディスられ過ぎててワロタ」

「俺って人権あるのかな……」

先輩からも同級生からも煽られディスられてて草。今夜はネットに逃げよう。

「さて、では賭けは僕の勝ちですね。お願いなんでも聞いてくれるんですよね？」

「そういうとこだぞオクタヴィネル。契約とか賭けとかずる賢いぞ！」

「いやいや。自分から賭け始めたA氏の圧倒的自業自得でしょ」

うるさいイデア先輩。
いや、あんなにぼろ勝ちしちゃったら調子乗っちゃうじゃん。悔しそうなアーシェングロット君の顔見たらすげぇ優越感に浸れちゃったんだもん。

「さぁて………何をお願いしましょうか」

「ヤダァ……流石ヴィラン。一瞬で瞳のハイライト消えちゃった。きっと頭の中で俺に拷問したり乱暴したりしてんだよきっと。」

「拙者に負けず劣らずの被害妄想で草」

怖い怖い。腹黒さが顔面に滲み出てるよ。
アーシェングロットじゃなくてアーシェンブラックなんだよきっと。

「ウチでバイトするのはどうでしょうか？」

「あんなシャレオツ空間にオタク陰キャの俺を放り投げてみろ。死体処理に困るのはアーシェングロット君なんだぞ」

「ウチにも熱狂的なキノコオタクとかいますよ」

「全くの別モンだよ」

それってリーチ兄弟の片割れでしょ？

キノコオタクとかアニメより全然マシだよ。まあ、この前ジェイド・リーチ君が教室で毒キノコを眺めてたのはちょっと引いたけど……

「というか賭け始めたのA氏の癖に文句ばっかで見苦しい」

「なんだとイデア先輩。じゃあ先輩はあのシャレオツなラウンジで働けるって言うんですか？」

「できるでござるよ。タブレット端末でなら」

「働く気ゼロで草」

結局、アーシェングロット君には「では、僕のことを名前で呼んでください」と言われた

やさすぅぃ〜