Xmasマジック OS ページ17
Ｏサイド
o｢今日は何する？｣
s｢んー…あ、駅前のイルミネーション行かない？｣
o｢お、いいね｣
s｢最後になるかな｣
o｢……｣
s｢ごめん…そんな顔しないで？｣
俺の恋人の翔は不治の病を患い余命半年だと医者から宣告を受けた
病院でできる治療はないため余生を謳歌することにした。
幸い俺は絵描きをしていたため、翔の隣にいることができる。
スポンサーからは、
｢大野さんは今、彼の隣で彼の色々な表情を見る事で今後より素敵な絵を描いてくれる気がします｣
とありがたいことに仕事量をセーブして頂いたのだ。
俺は翔には1日でも長く生きて欲しい。
そしてやりたいこと、興味のあることに挑戦して欲しい。
余命宣告を聞いた時俺はそう伝えた。
そうすると
s｢こんなめんどくさいやつに付き合わなくていいんだよ？智くんには智くんの人生があるんだから。｣
と言われた。でもきっと彼以上に大切な人はできないし、別れが来たあともずっと好きでいるだろう
s｢わー！見てみて！おっきいクリスマスツリー！綺麗だね！｣
o｢おまえのが綺麗だと思うけどな｣
s｢な///あなたよくそんな恥ずかしげもなく｣
だって事実だし。
o｢な、写真撮ろ？｣
写真を撮るのは大嫌いだったがこの一瞬一瞬を大切にしたいと思い、毎日1枚は写真を撮るようにしている。
本当は翔1人を被写体にしたいんだけど一緒じゃないととっちゃダメという翔のワガママだ。
o｢いくよ、はい、チーズ｣
ちゅ
シャッターを切るタイミングでほっぺに可愛いキスを落とした翔
どこでそんな技覚えたんだか。
s｢…Xmasマジックかな///////｣
自分でやっといて俺より照れるってなんだよ
o｢な、もうイルミいい？帰って翔というプレゼントを貰いたいんだけ｣
s｢なっ！はぁ？｣
o｢あしたはどこにも行けないかもね｣
あ、絶望した顔してる
いつもより激しくて次の日本当に動けなくなった翔に怒られるのはきっとXmasマジックのせいだよね
fin
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あれ？前半の設定要らなくね
描きたかったものと結末全然違ってました笑
クリスマスは早めに終わらせてあの方のbirthdayしなくては。
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作者名：ちぃ | 作成日時：2019年8月3日 20時
