フラワーカレンダー 《 Satoshi×Kazunari 》

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とりあえず著作権に引っかからないように説明をすると、


“体を動かしまくって、そのとき番宣とかしてる人達が相手チームとして登場し、対決するうちらのレギュラー番組”


の、今日は収録日。


.


俺ら

(俺とニノ)

は、いつもどおり指を絡ませて手を繋ぎ、

昨日撮ったニノのスペシャルドラマの話をしながら局の廊下を歩いている。


「金髪ってやっぱ目立ちますね。」


「何で？」


「いや、普通に歩いてても視線が…ｗ」


「そんなもんかな？俺はそうでもなかったけど。」


「いや、あれは黒交じりじゃないですか。俺なんて根っからの金髪ですよ？

若干、不良的な目で見られますからね。」


「そっかー。じゃ、おいら金髪しない。」


「…あ、する気はあったんですね。」


.


なんて、昨日のあの騒動(？)はどこへやらという感じでいつもどおりまーったり話していたら後ろから相葉ちゃんがほっぺをつついてきた。


「ん？」


「どうしたの？」


「リーダーほっぺちょっとプルプルしてない？」


「「ぉい…!!」」


何故かさらに後ろから松潤と翔君の突っ込む声が聞こえた。


.


「えー？そう？」


「リーダーいつの間に彼女できたの？」


S「へ？」 K「はぁ!?彼女!?」


「ニノ？」


「ぁ、すみません…。」


俺のとぼけた声に重なるように、急にでかい声を出したニノにちょっとびっくりした

.


し、ちょっと寂しかった。


だって、今俺の手


空なんだもん。


.


なんか昨日の気まずい空気戻っちゃったね。


.


そう言いたかったけど、俺らをじろじろ見る相葉ちゃんの存在が逆に雰囲気を変えてくれた。


ギュッ


俺の空いた手をもう一度ニノが握ってくれたから。


たとえ相葉ちゃんにばれないように手を繋いだとしても俺は嬉しかった。


.


.


これが恋愛感情だったらもっと嬉しいのになあ。


と思っても、それは叶わない願い。


.


だって、俺らは男同士。

ニノは男の俺なんか好きになってくれないよね？

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• 恋愛運: ★★★☆☆
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