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三秒だけ ページ37

臣くんに告白された次の日



大きなもやもやを抱えながら教室に入った









さく:「A!昨日はごめん!」


『あーうん。しょうがないよ』


さく:「A?」









正直、さくちゃんが来なかったことはどうでもよくて


いや、どうでもいいっていうか、出来れば一緒に遊びたかったけど、まあ、しょうがないから





それよりも、昨日の告白だよ

あれって、あの時のノリで言ったの?



いや、でも、臣くんはノリであんな事言う人じゃないし…









『あぁぁぁ…』


さく:「Aが壊れた。」


『分かんないー…』


さく:「なに?どうした?好きになっちゃった?登坂くんのこと」


『…分かんない』


さく:「分かんないばっかりじゃん」


『だって分かんないんだもん』









本人に聞く?

昨日の告白はなんなんですか?って


返事は遅くなってもいいから。って言ってたけど


ずっと先延ばしにするのは相手に失礼だし

でも、返しにくいし…









さく:「なにがあった?」


『……。』


さく:「言わないなら、登坂くんに直接聞いてみよっかなー?」


『え、待って待って!言うよ!言うから!』









さくちゃんに言ってどうこうなる問題じゃないけど


まあ、信頼できる友達だから、相談に乗ってもらおうかな









『あの…告白されました』


さく:「登坂くんから?」


『うん』


さく:「へぇー。よかったじゃん」


『なんか反応薄くない?』


さく:「いやぁ、お似合いだよ。Aも楽しそうに登坂くんの事話すし」


『それはっ…一緒にいたら楽しいし、笑顔になれるし、変に気遣わないし…』


さく:「それが、好きってことなんだよ?」









そりゃあ、臣くんの事は好きだよ?

でもそれが、恋愛感情からくるものなのか、それとも、友達としてなのかっていうのはよく分かんない



あー。このもやもや消えてくれないなぁ









『臣くんの顔見れなくなっちゃいそう』


さく:「それなら、三秒だけ我慢してみな。その三秒でドキッとしたら、好きになった証拠だよ」









なんて、さくちゃんは言うけど


実際、三秒も顔見れるか分からないよ





もし好きになってたら…


どうすればいいんだろう

意識してるのかな?→←自分の気持ちに嘘はつけない



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こもりん(プロフ) - いぇすさん» コメントありがとうございます♪ 最後まで読んでもらえて嬉しいです! (2017年4月3日 12時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
いぇす - 最後の部分がタイトルと重なって、もうたまらなくなりました笑笑 すごく面白かったです! (2017年4月3日 12時) (レス) id: 2e838c7f21 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - あらこもりさん» いつも最初から最後まで読んでくれてありがとう!結構早く終わったよ笑 次の作品もお楽しみに♪ (2017年4月3日 0時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
あらこもり - みづ!今回のお話もすごい面白かったよ♪みづがいつもつくるお話より1番早く完結しちゃったんだね〜でもめちゃくちゃ面白いし、キュンキュンした!!新作のお話も楽しみにしてるね♪ (2017年4月2日 23時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)
あらこもり - そうなんだ〜確かに私も王様ゲーム読んでるけど作者さんすごいよね〜!!全部小説持ってるんだ〜お金持ちですね〜笑私もほしい!!!絶対買ってくれないもん!!いいな〜 (2017年4月2日 23時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こもりん | 作成日時:2017年3月20日 20時

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