フラグ回収とLINE ページ8
ガチャッ
マネージャー「A!大丈夫だったのよね?」
江口「…」
『もう…暗い顔しないの!』
マネージャー「何かあったの…?」
『不治の病でーしたっ♪フラグ回収!』
マネージャー「は…?」
『説明は面倒くさいからまとめてある書類みてねー。』
マネージャー「…は?」
『…あと仕事は続けるから。』
マネージャー「ちょっ…どういうこと!?」
『えぐー退院の準備手伝ってー。』
江口「…わかった。」
マネージャー「聞いてるの!?」
『あのさ。私に説明させないでくれるかな。』
江口「A…」
マネージャー「…ごめんなさい。事務所戻って社長に話してくるから。」
・
・
・
江口「A。後輩と先輩方への説明はどうする?心配されてるけど。」
『そうだねー。ちゃちゃっ済ませとくよ。』
手早くLINEの一斉送信でメッセージを送る。
【3分後】
江口「ちょっと!僕のスマホに恐ろしいくらい通知来てるんだけど!?
どんな内容送ったの!?」
『えっとねー…この度はお騒がせしてすみません。
病院に行ったところ薔薇喰蝕という不治の病になってしまいました。
まぁですが仕事は死ぬまで続けたいのでよろしくお願いしまーす。って送った。』
江口「…馬鹿?」
『そんな私を好きなのは?』
江口「俺だけど…ってこんなあるある惚気言ってる場合じゃない!
あっ!スマホの電源落ちた、、、。」
prrrr
『あっ電話。もしもし?』
江口「ちょっと無視!?」
木村「なぁA?さっき送られてきたLINEのメッセージは何?」
『あぁこのイケボは良平兄さんじゃないですかー。』
木村「いやだからさっきメッセージ何なの?ドッキリ?笑えなさすぎるんだけど。」
『あー。ドッキリならいいんですけどねー。』
木村「マジなの?」
『はい。』
木村「仕事続けて大丈夫なのか?」
『薬とかないから入院しても無駄だし、私仕事好きなんで。』
木村「…そうか。無理…すんなよ。」
『優しいですね。えぐにもいわれました。』
木村「惚れんなよ?」
『勿論、旦那いるんで(笑)』
木村「困った時は頼れ。皆味方だから。」
『ありがとうございます。』
ピッ
江口「良平さん?」
『うん。…皆優しいなぁ。LINEの通知いっぱいきてる。』
江口「会った時お礼だね。」
『マネージャーにも…当たっちゃったから謝らないと…。』
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作者名:巴瑞季&ロイド | 作成日時:2018年12月14日 13時