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無事に席に着いてから間もなく、HRが始まった。
担任は良くも悪くも朗らかで、まるで私達が小学生であるかの様な接し方をしてくる人だった。
「まずは、周りの人と自己紹介してみましょう。」
「最初は左右で、次は前後、最後はどこでも。」
高2にもなってこんな事をしなければならないなんて。
人付き合いが苦手な私にとっては苦痛な時間でしかない。
「(まぁ全員の前で1人ずつするよりはましか…)」
なんて考えていると、
「あの、これからよろしくね？」
「俺、チェ・スンチョルっていいます」
「あ、こちらこそ、」
「キム・ミサキです…」
「…」
「…」
会話終了。
これ以上何も話すことなどない。
気まずさに耐えかね、ユナはどうしてるかと思い見た。
「キム・ユナです！」
「よろしくね、ジス君♡」
「はは、ホン・ジスです」
「噂通り、元気だね笑」
「う、噂？！てか私のこと知ってるの？！」
「うん笑」
…楽しそうでなによりだ。
私は気付かない内に頬が緩んでいたらしい。
「Aさん、あの2人のこと凄い微笑ましそうに見てるけど、もしかしてユナさん、ジスのこと好きだったりする？笑」
きっとユナの好きな人事情をスンチョル君に知られたなんて知られたらたまったもんじゃない。
とりあえず否定しておこう。
「そ、そんなことないですよ多分！」
「ふふ、Aさん嘘下手だね笑」
「敬語なくしていいよ、呼び捨てで呼んでもいい？俺のこともスンチョルでいいからさ。」
さ、さすがモテる男…
距離の詰め方半端ない、、
「う、わかった…だけどお願い、ユナの話誰にも言わないでね？！」
「わかってるよ笑なんなら協力しようか？あの2人合いそうじゃない？笑」
「え、本当？」
これは強力な助っ人をゲットしてしまったかもしれない。
ユナが言っていた一緒にお出かけも夢じゃないのでは？？なんて考えてみたり。
「決まり。2人で彼奴らくっつけよう笑」
「…おー」
お互いの拳をぶつけ合い、自己紹介は終了した。
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け(プロフ) - 返信ありがとうございます！お話需要あるのでもしTwitter開設するなら読みたいです。応援しています！ (2021年9月18日 21時) (
レス) id: 93187c12c2 (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - けさん» ありがとうございます(;_;) (2021年9月18日 17時) (レス) id: 7b8c5435e0 (このIDを非表示/違反報告)
け(プロフ) - 更新楽しみにしています:)！ (2021年9月18日 0時) (レス) id: 93187c12c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはな | 作成日時：2021年9月16日 23時
