まあ言うなれば''ドジ''が原因の先輩【ツルネ】

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「次、女子混成チーム！」




全員が入場し揃って礼をする

Aが足踏みをし終わり胴造に入る

一つ一つゆっくりと射法八節を進めていき、会に入る





ｷﾁ……ｷﾁｷﾁ………


ｷｬｧｧﾝ…！


ッタン！





Aの射が中り、妹尾が引き分けから会に入る

Aは、先輩が弓道とはなにか見せてやると(勝手に)豪語した分、外せないという使命感が増していたようだ

……そのまま試合は進んでいき、落ち前の鬼の射手、森岡先生が引く順となる

引き分けの動作が震えている

それを見て男子チームは





「(これは…！)」


「(勝てる………！)」





と思っているようだ

しかし、会にはいる時には震えはピタリととまり、よく溜めて矢が放たれる

まっすぐと飛び的に中った射を見て、男子チームの面々は驚きが隠せないようだ

無理もない

さっきまであれほど 腰が痛いんじゃ〜 という言葉が似合うよう動きをしていた人物が

急に フッ、若いもんには負けないぞ…… というダンディなおじ様が連想される動きをしたのだから


そして、落ちのマサさん…もとい、滝川が会に入った

会の状態を十分に保ち

そして





ｯｶｧｧﾝ……！


タンっ！





放たれ、的に中る

流石はコーチと言ったところだろうか

教科書に載っているような''美しい射''である

男子チームの面々も、見つめる瞳から尊敬が溢れ出ているようだ


そのまま試合は進んでいき、またAから順に弓を引き始める──────





.





.





〜女子混成チームの結果〜


成瀬 ○ ○ ○ ○

妹尾 ○ ○ × ○

白菊 × ○ × ○

花澤 × × × ×

滝川・森岡 ○ ○ ○ ○

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