【鬼滅の刃】風柱の継子ちゃん。

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随分、時間が経った。

たくさんの人を失った。

その悲しみは、癒えることはないけれど、

時間は止まって寄り添ってはくれないから、

残されたわたしたちは、

前を向いて生きていくしかない。







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「ほんっとに冨岡さんがさ！炭治郎が鬼にされたー！って言い出した時は終わったと思ったよね！！」



鬼殺隊の活躍で、鬼舞辻無惨を無事討伐。
わたしたちは晴れて、鬼のいない世界を手に入れた。



「わたしはもう腰抜けちゃっていよいよ動けないし師範は隣でスヤスヤだしさ！」



ほんと肝心な時動けないよね。でも師範は動けたら炭治郎のこと殺っちゃってたから寝ててくれて助かったよ。



「カナヲがまだ薬持ってたのもあんなにフラフラだったくせに動けたのも奇跡だよ！！」



無惨最後の悪あがき！って感じで鬼にされた炭治郎を人間に戻したのは、薬を打ち込んだカナヲと抑え込んだ禰豆子ちゃん。もーほんと大変だった！まあわたしは見てただけなんだけどね！





「姉さんがね、あのために私に片目を残してくれたんだよ」


ってカナヲが意味不明なこと言うから、そんなわけないじゃーん！って突っ込んだ。



「しのぶさんがカナヲに目を残してくれたのはさ、カナヲに鬼のいない世界を見て欲しかったからだよ」



あとこの子の顔を見るためだね、ともう随分大きくなったカナヲのお腹をつついた。


「Aおばちゃんはあなたに会えるのを楽しみにしてまちゅからねー！早く出てくるんでちゅよー！！」





カナヲのお腹に話しかけると、ドン引きしたカナヲと炭治郎に胎教に悪いからやめろと怒られた。
夫婦揃ってわたしの扱いひどいのやめた方がいいよほんとに。

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