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どれくらい意識を失っていたのか、はっと体を起こすと上弦の壱は消えていた。

「ひめ、じまさん…?」

目の前にある広い背中に声をかけると、悲鳴嶼さんはこちらを向いた。



「目覚めたか。よく頑張ったな、A」

「上弦の壱は…?」

「倒した。お前たちのおかげだ…」

「他のみんなは大丈夫かな、」



悲鳴嶼さんはぐっと下唇を噛んだ。




「不死川は、お前の師範は無事だ。玄弥も…辛うじて生きてはいる。時透は、時透は…」



悲鳴嶼さんの言葉と、彼の後ろに見える長い髪の毛で察してしまう。



痛む傷を抑えながらヨロヨロと無一郎の側へいった。眠ってるみたいなその顔に、涙が落ちる。


「悲鳴嶼さん、無一郎、寝てるみたいだね」


顔に涙なんて落としたらやめてよ汚いなあって怒りだしそうだよね。


悲鳴嶼さんは、何も言わない。


「ふろふき大根、面倒くさがらずにもっと作ってあげればよかった…」

もっとたくさん話せばよかったね。
会いに行けばよかったね。
後悔が波のように押し寄せる。



「…時透の記憶がない時から、柱以外の隊士で稽古をしていたのも、一緒に食事をしていたのも、Aだけだ。

私と話す時も時透はお前の話ばかり…

腹を割って話せる、心を許せる友人が持てて、
Aに出会えて、幸せだっただろう」


だからいつも通りのお前で見送ってやれ。
その言葉に従おうと、無理にでも笑おうとするけど、やっぱり涙は止まらなかった。





「うわああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」


突然響いた師範の叫び声で、はっと我に返る。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 継子 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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緋月。緋月の館(プロフ) - ちょっと… リビングで見てて… 可愛いおはぎちゃんで… 噴いてしまったじゃないか…w ウヒャハウヒヒヒイヒヒヒャヒャヒャッツ (2020年7月12日 14時) (レス) id: e8a2d305fe (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 善子ちゃんさん» 不死川さんが女の子口説くとき言いそうランキングの18位です(?) (2020年7月12日 9時) (レス) id: 99f6d7a18f (このIDを非表示/違反報告)
善子ちゃん - 可愛いおはぎちゃん????(www) (2020年7月12日 6時) (レス) id: 256e4b6095 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴの | 作成日時:2020年7月8日 22時

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