sweet time【文スト】【新旧双黒】

太宰治×痴漢 ページ39

☆Aあや様リクです☆









今日の任務は、
電車で行く方が行きやすい場所だったから
使ったのだが、帰りは思ったより帰宅ラッシュに直撃してしまった。







彼は私を覆うようにして、腰を持って支えてくれている。

そういう所に優しさをいちいち感じてしまう。








「気分大丈夫？ごめんね、こんなに混むとはね…」



「大丈夫です…」








あと三駅だし、大丈夫。


治さんにもたれ掛かってるから、随分と楽だし。









その時だった。

なんだか太もも辺りに違和感を感じて。





最初は他人のバッグでも当たってるだけかな、
と思った。






でも明らかにおかしい。









さわ、られてる？






振り返れないから分からないけど、

多分後ろには男の人がいたはず。









どうしたら…いいのかな、


ここじゃ大声も出せない。








治さんからも見えないし…









急に不安で、怖くなってきて、

治さんのシャツにぎゅっとしがみついた。









「…ん？どしたの？」



「…ｯ！」









だめだ。この人、


スカートの中まで…っ









すると、ぐいっと治さんがその人の腕を掴んだ。









「…何してるんですか」



「ひぃっ！！！！」








治さんの目が見たことないくらいにどす黒くなって、光を映していない。



その男の人の腕を力いっぱいにへし折ろうとした治さんの手をなんとかすり抜けて、

男の人は止まった駅で降りてしまった。








「チッ…」



「…っ、おさむ、さん…」





枯れそうで、今にも泣き出しそうな声で彼の名前を呼ぶと、彼は優しく微笑んだ。






「…おりよっか。」







こくりと頷くと、


その次の駅で、まだあと一駅あるけど、
私達は降りた。



治さんが優しく手を握ってくれて。









ぎゅっと、抱きしめてくれた。







「怖かったでしょ。もっと、早く気づいてあげれたら…」



「大丈夫、です…」



「嘘だ。こんなに震えてるじゃないか…」








まだ、怖い。でもなんだか、治さんの優しい手が、私の震える手を包み込んでくれて、
少し安心したのか、涙が零れた。





すると
彼は人目なんて気にせず、私にキスを落として、









「帰ったら、消毒ね」





と、囁いた。









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ひぃぃ、下手くそ！←




遅くなってすみません！
リクありがとうございました！！！

中原中也×痴漢→←芥川龍之介×家デート

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