ここのつと任務 ページ10
三日後。
「おめでとうハル。船長から指名だ」
そういって、私はいつものバニーガールの衣装ではなく、さらさらとした綺麗なワンピースを着せられた。
とついでに首輪と手錠がされた。どちらも鎖に繋がっている。
今は船に乗り込む前。
なんやかんやでこの生活も終わるんだなって思っている。
この2週間。
色んな思い出があふれかえる。
アルトさんにメイクを教えてもらって、キャスト小屋の女の子たちには「かわいーー！！妹にしたーーい！」って撫でくりまわされてて。
お客さんにはたくさんチップを貰ったな！！
そしてやっぱり燃やしたい黒歴史。
今はルノちゃんとお話をしている。
「ねぇハルちゃん。もし、ここから出られたら…何をしたい？」
「ん〜私はおじいちゃんと遊びたいなぁ！」
「……私はあの人ともう一回結ばれたい」
「ルノちゃん、好きな人がいるの！？」
「えぇ。私、15の夜に、ずっとずっと好きだった人と婚約する、予定だったのに。………もう1年も経っちゃったわ」
「る、ルノちゃんって16歳なんだ…へえ……」
まさかの年下に戸惑うA。
「えぇ。でも、買われちゃった。せめて……最後にあの人とお話がしたかったな」
「ルノちゃん…」
一途で可愛い乙女。
「ルノ、さっさと歩け！」
首輪に繋がれた鎖を引っ張る男。
最後の抵抗も虚しく首輪の跡になる。
「ぅっ」
強く引っ張ったせいで、首輪の跡が強く出来ている。
これ以上、跡をつけてあげたくない。
「あー！もう見てらんない！」
バキッッと鉄に繋がれたモノを全て馬鹿力で外し、男に顔に一発、急所に一撃食らわした。
「女の子を無下に扱うなと教わらなかったんか！？100回○ね」
足で海賊の顔をしっかりと踏み潰すA。
さっとルノを抱き寄せて手錠や首輪を壊す。
「大丈夫？ルノ。怖かったね」
そういってAはルノを姫抱きにして問う。
月光に照らされる黒髪と整った顔。
あの可愛らしいうさぎが、目の前では狼のようにカッコいいA。
「はぅぅ…大丈夫れしゅ……♡」
ぼっ、と顔を赤くしたルノ。
ルノを下ろし、早く逃げさせるように指示をする。
「A少将！」
「ありがとう」
部下から海軍コートを貰い、バサッと羽織る。
「わたしの名はモンキー・Ｄ・A！！海軍本部少将だ！命が惜しかったら、今のうちに降参しな」
(あの子ウサギちゃんがあんなにカッコいいだなんて、ギャップ萌えやば…)
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ベルモット - ルフィたちも潜伏期間で修行を行っていたので、コビーも日々奮闘していると再認識をしました。 (2023年2月1日 3時) (
レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初コメです。コビー推しなんですか！！実は私も同じなんです。コビー推しの方が身近にいないので嬉しいです。映画・REDの戦闘シーンで指揮をとっていた場面で2年後なんだと思いました。 (2023年2月1日 3時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
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