じゅうごとおとうと ページ17
私が4歳のとき、弟ができた。
「A、あなたの弟よ」
そう言ってお母さんは、生まれたばかりの弟を私に見せてくれた。
かわいくて小さくて、守りたい。
そんなはじめての弟。
「おれは、大きくなったらかいぞくおうになる！いてっ」
「またお前は！」
弟の目標とおじいちゃんのげんこつはセットだったなぁ。
「A〜Aは海軍に入るもんな〜？」
「うん！Aはおじいちゃんみたいなカッコいいかいぐんになるんだ！」
「それでこそ我が最愛の孫よ」
「えへへ」
軍艦の上で、海を見ながら小さい頃の思い出を瞼の上に張り巡らせる。
ルフィ元気にしてるかな。また、会いたいなぁ…。
・
「ねぇちゃーーーん！！」
っていやすぐ会うとは思わないじゃん。
プライベートでお菓子でも買おうと立ち寄った島にルフィ達が買い物していた。
プライベート多いって？それだけ平和な証拠だいいだろ←
遠いところから私の肩を掴みところにくるルフィ。
因みにルフィはゴムゴムでとても加速している。
そして、それを受け止める私。
……今日もしかして、死ぬ？
次の瞬間、ふわりとした風圧と、ほのかに香る海の匂い。
腕には愛らしい弟の姿が。
「いたたた…ルフィ、久しぶり。」
「にしし！久しぶりだなぁ姉ちゃん！」
「元気そうで何よりだよ」
ぎゅーとお互いを堪能するように抱きしめ合う私達。
何年ぶりかな。私がおじいちゃんに稽古つけてもらう頃にはあまり会えなかったから。
「また懸賞金上がってたんだけど。さすが私の弟ね」
弟の頭を撫でる。少し硬めの髪が、私の手をちくちくと刺すが、ルフィが気持ち良さげにしてるので、気にせずに撫でる。
すると、
「誰か、そこのそいつを捕まえてくれ！」
突然ざわつき出す市場。
窃盗だろうか、声のしたあたりはここらへん。
「ルフィ、私行かなきゃ。ちょっとまっててね」
名残惜しそうに手を離して私は犯人を探す。
ひっそりと隠れているようにしているけど、私にしてはバレバレなんだよなぁ。
「モノを盗んじゃ駄目だよ」
「！？」
声をかけると驚いたようにこちらを振り向き、銃を持ち出してくる男。
銃か…。銃は周りに被害が出やすい武器だし。早目に対処するのが得策かな。
彼が銃を打つ前に私は銃口を潰した。
ぐじゃ、と鉄が潰れた。
「え…」
「はい、女の子にオイタはだめだよ」
頭にチョップすると男は気絶した。
・
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ベルモット - ルフィたちも潜伏期間で修行を行っていたので、コビーも日々奮闘していると再認識をしました。 (2023年2月1日 3時) (
レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初コメです。コビー推しなんですか！！実は私も同じなんです。コビー推しの方が身近にいないので嬉しいです。映画・REDの戦闘シーンで指揮をとっていた場面で2年後なんだと思いました。 (2023年2月1日 3時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
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