4ページ ドラッグストアのアマツキ ページ4
ウィーンと自動ドアの開いた音と共に鈍い音。
不良の吐血した音を聞き、えげつない威力で不良をボコしていく目の前の青少年。
不良を大晦日近くにやる大掃除の粗大ごみみたいに不良たちをまとめ、両手をはたいた。
「よっこらせっと。どいつもこいつも24時間営業だからって………こんなことしちゃだめだろ？」
あの不良共を棍棒で一発Ｋ.Oさせた、赤いエプロンにふわっとした茶髪。ヒツジが似合いそうな彼は、
「あ、うらたくん！元気にしてた？最近見ないからさ〜！！」
ドラッグストアのアマツキ店主こと、うちのマフィアボスの弟。26歳。
「ご無沙汰しております天月様」
俺は敬礼の意を表してうちのマフィア流、右手を左胸に添えお辞儀をする。
「もー！かたっくるしいのなしって言ってるでしょ？」
だったら、にっこにこの満面の笑みを浮かべて俺の肩をバシバシ叩くのやめてほしい。
「今日は何の用？いつものワインはね？ちょうど切らしちゃって…ごめんね〜？今度はちゃんと仕入れておくから」
「いや、今日は坂田が…」
「ん？あ、坂田くんもお酒飲んでみたいの？」
ずいずいと詰め寄る天月さんにちょっと戸惑った坂田は、再び要件を思い出した。
「い、いえ！実は……赤ちゃんがきました！」
「…………………………ん？」
まぁ、そうなりますよね。
「まぁ急に言われても困りますよね。坂田が赤ちゃん拾って___________」
俺は天月さんが説明を求めるだろうと頭の中で文章を構成している。
「ふふっ、ああ奇遇だね！僕も赤ちゃん拾ったよ！二人も！」
「……………………っんん！？」
………本日まじでびっくりしたの二回目なり。
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うさ@Bsc(プロフ) - 初めまして！面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年6月20日 23時) (
レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 突然すいません！めっちゃ好きです！頑張ってください！！ (2021年3月17日 15時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
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