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真相3 キリトside ページ12

「まだ本当にそう思ってる?」

少し低めの声で話すアスナに俺は大きく頷いた

「だって、デュエルをしたところでAが犯人じゃないと言う証拠はないだろ?」

このデュエルで解決したのは今後のAの居場所だ。人を殺した、殺して無いとは全く関係ない。

「じゃあ、あれを見てもそう思うの?」

アスナがもう一度Aたちの方を指差す

俺はその指に沿って、目線をアスナから彼らへと向ける
そして、俺は2人を見てはっと息を飲んだ

「あの2人の顔、あれを見てもまだAが犯人だと言うの?」

俺の目に写っているのは、涙をこぼしながらも微笑んでいるカナデとそれをやさしく慰めているAの姿だった

「あんな顔……初めて見た」

Aは、ヨルコさんの一件の時から……久しぶりに会ってからも笑ったりはしていたがいつも何処か余裕がないと言うか、心の底からという感じかしなかった

でも今は違う、あいつのあの笑い方はいつも見ていたものと違うのは一目見てわかった

「操られていた人が操っていた人にあんな顔で笑うと思う?操っていた人が操られていた人にあんな顔すると思う?」

アスナは最後の忠告と言わんばかりに入念に念入れをする

「あぁ、そうだな……あの顔を見たら疑う気もなくなるよ。ごめん、アスナ」

俺はアスナに向かって深々と頭を下げる

「謝る相手が違うでしょ?それに、何回も私やカナデちゃんが違うって言ってたのに全く聞く耳持たなかったのは誰でしたかね!」

「い、いや、それはまだAが言っていたことが真実だった可能性もあったので!!それに!!そっちの方がAが急に消えたのと辻褄が合っていたのでつい!!だからアスナさん?剣を収めてください!!死んでしまいます!!」

剣を鞘からチラッと見せているアスナに俺は手を挙げ弁明を図る。圏外で刺されたらひとたまりもない……

「分かればよろしい。じゃあ、私たちもA達のとこれに行こっか。これからのことも考えなきゃだし」

アスナは剣を収め、A達の方へと歩き出す

そして俺もアスナの後ろをついて言った

真相3→←彼らの理想2 キリトside2



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作品ジャンル:アニメ
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うんピー(プロフ) - 匿名希望の〇〇さん» めっちゃ返信遅れました!!文章は出来上がるのですが2048に添削する時に宙に匙が飛びます笑気長にお待ちくださいm(__)m (6月15日 13時) (レス) id: e3d3ec66ff (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望の〇〇(プロフ) - 初コメント失礼します。久しぶりの更新とても楽しみにしていました。これからも無理せずご自分のペースで投稿頑張って下さい。 (2022年11月14日 22時) (レス) @page36 id: e2b4bbe71a (このIDを非表示/違反報告)
うんピー(プロフ) - しゃっぽさん» 返信遅れてすいません!!そう言っていただけると励みになります!!お互い頑張りましょう!d(^_^o) (2020年12月5日 23時) (レス) id: 9f05f7c923 (このIDを非表示/違反報告)
しゃっぽ(プロフ) - 原作とは違う視点からのお話で見応えがありとても面白いです!体調に気をつけて更新頑張ってください。 (2020年11月18日 22時) (レス) id: c0d288733a (このIDを非表示/違反報告)
衛宮 凛 - わああ!!ありがとうございます!これからも応援していきます! (2020年9月20日 22時) (レス) id: f79c5a4222 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うんピー | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年3月17日 3時

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