甘い時間を先生に。

玉森くんの優しさ ページ21

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「私は生活委員だよ。今からミーティング行くところなの。」




玉「ふーん。じゃ、俺も行くわ。」




「え？」



なんで玉森くんまで？




玉「担任に、なんか委員やっとけって言われたんだけど何がいいかわかんなくて。んで、ふとAちゃんと一緒だったら楽しいかなって。」



ね？ってかわいい笑顔を見せる玉森くん。




「…私といても、楽しくないよ。」



そう、うまく自分の気持ちを言えないし。


それが原因で先輩にも…―。




俯いていると、ふいに下から顔を覗きこまれた。



玉「なんで？俺好きだよ。」




…え？


す、き！？



「あのっ、それどういう…」




玉「特に気を遣わなくていいから楽だし、Aちゃんと一緒にいるの好きだけど。」




あっ…そういうことか。


少しドキドキしてしまった自分がなんだか恥ずかしい。



でも、そんな風に思ってもらえるなんて嬉しいな。




「ありがとう…。 」




玉「？なんのお礼？」



キョトンとする玉森くんに思わずフッと笑う。



「ううん、じゃあミーティング行こっか。」



私がそう言うと、またあくびをしながら玉森くんも歩き出した。

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