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お仕事 一郎視点 ページ5

ペコリ、と会釈をして店の外へ出るその姿の主から、とりあえず目が離せなかった。

......第一印象が強い

別に悪い意味じゃねぇ。
どちらかと言うと良い方だ

しかし、衝撃だった
探し人の写真が俺と弟達の幼い頃の写真だったからだ。
そして、その写真を見るあの人の顔がまた、どこか寂しそうで、しかし懐かしそうに微笑んでいた

その顔に不覚にもドキッとした事は俺だけの内緒だ

「...ちゃん!...兄ちゃん!」

「....あ、何だ?」

二郎が、大丈夫? と言葉をかけてくる。
それに大丈夫だ。と答え、何かあったか と次は此方から尋ねた。

「兄ちゃん、さっきの依頼の人何だけど、、」

「おう、どうした」

「俺の勘違いだと思うんだけど、懐かしい感じがしたんだよね」

そしてポツリと消え入りそうな声で、姉ちゃんとか居ないよね......?と

あぁ、何か突っ掛かるものがあると思ったらそれだ。

懐かしさ

初対面の筈なのに、安心感と懐かしさがあった
二郎の事も知っているようだった。
多分、三郎の事も知ってるだろう

そんな気がする

二郎が入ってきたとき、二郎の事をじっと見ていた。
そして、今にも消えそうな声で、二郎 と呟いていた。

「まぁ、依頼、やるか」

頼まれたものをやるのが萬屋ヤマダだ

意気込んだ所で思い出した......。

「依頼者の名前と、探し人の名前聞いてねぇ」

やってしまったと頭を抱えた。

お仕事→←私の次男



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月下の狐(プロフ) - 依存症さん» はい、ありがとうございます!早く独歩落ちのお話かけるようにしますね! (2018年12月20日 9時) (レス) id: 2184bb70c3 (このIDを非表示/違反報告)
月下の狐(プロフ) - 夜月さん» 殺られるwww誰にwコメントありがとうございます! (2018年12月20日 9時) (レス) id: 2184bb70c3 (このIDを非表示/違反報告)
依存症(プロフ) - そうなんですか?独歩落ちも楽しみにしてます(≧∀≦) (2018年12月17日 13時) (レス) id: 489c4d4855 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 続きが気になる〜...独歩っぽ手出すなよ!出したら殺られるぞッ←誰に? (2018年12月16日 12時) (レス) id: 4a6cf1e43a (このIDを非表示/違反報告)
月下の狐(プロフ) - なづさん» 設定だけでしたか......w 本編も楽しんでいただけるよう頑張ります!コメントありがとうございます! (2018年12月16日 8時) (レス) id: 2184bb70c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月下の狐 | 作成日時:2018年11月19日 20時

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