コード・ブルー -Blue Serenade-

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「最初の対決は、キッキングスナイパー！」

「まずは先攻、コードブルーチームの挑戦です！」

貴「yeah〜〜〜！」

「無駄に発音いいね」

貴「テンション上がってきた！」



愛未ちゃんとそんなやり取りをしながら、ぐるぐると足首を回す。



えっ28に見えない？そりゃ有難いです。



「さぁ山下さん」

「はい」

「前回のリベンジのためにも、この最初の対決で相手にプレッシャーをかけたいところだと思いますが」



天の声さん、ええ声してるよねぇ、わかる？



「女子チームが意外と上手かったんで、相棒もいることですし、ちょっと安心してます」

「おぉーっ！」



スタジオ全体から期待を表す声が大きくなる。



「相棒ということは…彼女しかいませんね？

girlこと宮瀬さん！」



1カメさんが私を抜いて、スタジオにも黄色い歓声が響き渡った。



「すげぇ歓声…」

「girlだからねぇ」



岡田さんが驚いているところに、翔くんが頷いているのを見ると、なんかちょっと恥ずかしい。



「意気込みを一言お願いします！」

貴「えー、相棒にも期待されたので…、

────やるしかないよね？」



香坂先生の雰囲気でカメラに向かってセリフを決めると、先程より大きな歓声が上がって、私の方がびっくりした。



「さて、生香坂先生も見れたことですが…。

そんなレディースゾーンの比嘉さんから、新垣さんにお話があるそうです」

「そう、クレームです」



あ、これリハで言ってたディズニーのことかな？



私の予想はビンゴで、愛未ちゃんとお姉ちゃんが究極にダサい格好でディズニーランドに行く予定だったのに、お姉ちゃんは普通に可愛い格好をしてきたそうで。



「私と、Aもそうなんですけど、普通の格好しててもバレない」

貴「オーラ無いですから」



えぇ〜って言われるけどね、これほんとやよ。



地元大阪やねんけど、普通に私服でバレないから、よく食べ歩きしてたりする。



「いつもの比嘉さんの格好で来るとバレる！」

貴「スタイル良いしねぇ」

「分かる分かる分かる」



翔くん曰く、通常設定5人で会うと、潤くんだけ目立つそうだ。



あ〜わかるなぁ、だってキングだもんね。



「でもね、楽しかったね」

「楽しかったね。

そうやってこの姉妹には言いくるめられるんですよ」

貴「えっ私も!?」



お姉ちゃんと恵梨香ちゃんの間に挟まれてぎょっとしてたら、嵐さんたちにめちゃくちゃ笑われた。



ちょっとショック。

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