コード・ブルー -Blue Serenade-

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《ゲーム後》

コードブルーチームの得点：120ポイント



貴「あーいぼー！」



智くんを指さして声を上げた私に、スタジオが笑いに包まれた。



彼はやらかしたって顔をして、こっちにごめんと手を合わせている。



「ホントに０？」

「０です」



椎名さんの確認に情けない声の智くん。



みんな左吹っ飛んでったもんね…。



「そんな相棒の片割れ宮瀬さんですが」



私もリハで2つ取れたパーフェクト出せんかったから、悔しいんよね…。



「2ndターゲットのパーフェクトで50ポイント、おめでとうございます」

貴「ありがとうございます〜」

「おおお〜」

「ほぼ半分girlが取ってるじゃん」



浅利さんの言葉に、皆がこちらを向いて両手を合わせる。



「ありがとねぇ」

貴「んーん、次がんばろ！」



宮瀬、頑張りました！



《嵐チーム ゲーム後》

嵐チームの得点：320ポイント



さすが…手馴れてる感じしたなぁ。



「山Ｐ見ていてどうでした？」

「エキスパートすぎて、Aと両手上げてました」

貴「崇めておりました」



こういうノリで気楽にいけるから、VS嵐は好きなんよねぇ。



「手加減なし！」



そう来なくっちゃね。



────勝負はまだまだこれから！



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「続いては特別企画・嵐-1(アラワン)グランプリ〜！」



ほほー、面白そうなのきたきた！



天の声さんの説明を聞き終わって、出走メンバーが発表される。



うちからは智くん、嵐チームからは翔くんに雅紀くんに潤くんだ。



貴「よし、いってらっしゃいませ」

「いってきます」



モニターに見えたのは、ぐるぐると自動で回転する椅子…ゲームの通称はグルグルダッシュ対決。



貴「…楽しそう」

「え〜っ、絶対酔うよこれ！」



私の小さな呟きはばっちりマイクに拾われ、スタジオからどよめきが上がる。



貴「私こういうの比較的大丈夫なんです」

「へぇ〜初耳！」



弟2人に遊園地連れ回されたので…特に一番下には。



智くんは弟達とも仲良くしてくれてるから、この椅子見たらがっくりするだろうなぁ。



私達の予想は、雅紀くんが1位で翔くんが最下位。



嵐チームはその真逆。



天の声さんの声を別スタジオに開通して、目隠しを取った彼らは、あからさまに嫌そうな顔をした。



みんな顔がやる前からもう酔ってるけど、大丈夫かな…？



────GAME START！

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