比翼連理【special story】 ページ17
こちらはTwitterでお知らせしていました、フォロワー200人と300人突破記念の中編小説になります。
内容は、もし藍沢先生と一般人女性の香坂さんが結婚されていたら…というif storyになります。
このお話を読むにあたり、登場人物設定にて、名前の設定が必要となります。
読者さまが私の本編で使用されている、香坂先生のお名前の入力をお願い致します。
※デフォルトの状態は、
準備はよろしいですか?それでは、新婚夫婦のとある1日を覗いてみましょう。
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(third party. -第3者-)
翔北救命センター部長、橘啓輔は、自分の隣でちょこんと頭を下げる小柄な女性に、驚きを隠せなかった。
────美人だとは聞いていたが…これは…。
綺麗、というよりは可愛らしい、と言った方があてはまっているだろう彼女の名前は、藍沢結稀奈────旧姓、香坂結稀奈。
「すみません、お忙しい時間なのに…」
「あぁいやいや、お気になさらずに。
それにしても藍沢が忘れ物なんて…珍しい」
申し訳なさそうにその柳眉を寄せるその手には、保冷バッグがさげられている。
中身は、愛妻弁当だ。
結稀奈の夫である藍沢耕作は、あと少しすればオペを終えて医局に戻ってくるだろう。
橘のはからいで、彼女は医局で待たせてもらえることになったのだった。
もっともその理由は、藍沢の妻であること以外にもうひとつあるのだが。
「失礼します…わ、広いですね」
「散らかってますが、あいつが来るまでゆっくりして行ってください」
「ありがとうございます、橘先生」
一方、そのとき医局には、フェローを含む救命のスタッフ全員が揃っていた。
真っ先に結稀奈に反応したのは藤川一男で、彼は向かいに座っている緋山美帆子に声をひそめて話しかける。
「えっ、ちょっ、誰あの人」
「橘先生が連れてくるってことは関係者でしょ。
にしても若そうね…誰かの妹?」
太陽光に透けるような薄茶の髪を、編み込みながらゆるくポニーテールにしてまとめ、遠目に見ても分かるほど瞳は大きく愛らしい。
おおよそ20代前半だろうかと見立てを立てていた、シニアドクター達の視線に気がついたのだろう、くるりと結稀奈がこちらを振り返る。
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Mitsuki - いです!お忙しいことと思いますが、更新頑張ってください(^ ^) (2018年1月4日 18時) (レス) id: aed2f04add (このIDを非表示/違反報告)
Mitsuki - 明けましておめでとうございます!もうすっかり香坂先生ファンです笑リクエストで、 香坂先生の新年の目標が聞きた (2018年1月4日 18時) (レス) id: aed2f04add (このIDを非表示/違反報告)
Blueheart - 名前変えさせていただきました。以前 仰られていたホンマでっかのやつ見てみたいです~(●^o^●)時系列とか、まぁ 気にしません! (2017年12月29日 22時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 更新ありがとうございますっ!!神ですね…((T_T)) (2017年12月26日 9時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - 私のところにも香坂先生サンタが来て欲しいです・・・! 素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございました! ayanelさんのペースで、これからも更新頑張って下さい! (2017年12月26日 8時) (レス) id: d6d184a47b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayanel | 作成日時:2017年8月18日 3時