踊り手のシンデレラ【短編集】

【ハネル】たばこ ページ5

ハネルside







また、Aがたばこ吸ってる。体に悪いしやめてほしいんだけどな〜









俺のこと構ってほしいし、、、、
　

　




おっしゃ！たばこやめてって言いに行こう






あと、俺のこと構ってって。本当に言いたいのは俺のこと構ってだけどね(笑)






ハ「A〜また、たばこ？そろそろやめなよー」





『、、、っうん』






たばこの火を消すA。俺がたばこの匂い嫌だろうからっていつも近づくと消してくれるんだよね。その度にあ〜好きだなぁ〜って





『っハネルっ！私のこと好き？』





振り向いた彼女の顔は涙が頬を伝っていて目が真っ赤だった。






ハ『A！？』





思わず駆け出した俺はいつの間にかAを抱きしめていた






俺よりも小さい彼女の頭を撫でながら「何があったの？」って聞く






『今日ね、イベントでね、誰か分かんないけど、、、っ！』





そこで言うのを止めるA。よっぽどつらいんだろうな





ハ「言って、ちゃんと聞くから」





『うん、、、あのね、「お前ダンス下手なんだよ！」って言われて、、、』






言い終えると彼女の目から大粒の涙が



　


『なんでだろう？アンチには慣れんてんのになぁ〜』





笑ってるけど目からは相変わらず涙が





ハ「無理しなくていいよ？辛いんでしょ？いっぱい泣いて」





俺がそう言うと彼女は声をあげて泣いた




ハ「大丈夫、俺はずっとそばにいるよ、Aのこと大好きだから」




『〜っ！あ、り、、がとうっ！』





さらに抱きしめる力を強くする。ふと近くを見ると吸い殻がいっぱい。一人でか抱えこんでたんだろうな
　




どうせAのことだから迷惑かけるとか思ってたんだろうな




ハ「A、俺はAがダンス上手だと思ってる。というか皆思ってると思う。」






ハ「俺はAが大好きだから、別れたいなんて思わない。だからこれからも俺と一緒にいてね」






『うんっ！ありがとう、、、』





ハ「A？こっち向いて〜」





『いやっ！』






ハ「なんで？」








『今、顔ひどいから』





ハ「そんなことないって〜」






『そんなことある！』




ハ「はいっ！」




『ん、ふぁっ、』





無理矢理Aの顔を上げキスをする、深い方の





たばこが好きな大人な彼女にはこっちの方がいいんじゃない？




　





文字数、、、



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