スリザリンの変わり者 (ページ21)

今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:34,391 hit

薬ページ21

「ロンは大丈夫よ。早く石を取り戻してすぐに帰れば、きっと……。

次の部屋はどの先生が用意したものかしら」

「そうね、残りはクィレルの呪文とスネイプの……」

そうこうしているうちに次の扉に辿り着いた。しかしそこでは、すでに倒されたトロールがよだれを垂らしながら眠っていた。

「今こんなトロールと戦わなくてよかった」

ハリーは嫌な匂いに顔をしかめて呟いた。

トロールをまたぎ、次の扉を開けた先には小瓶が並んでいた。

「スネイプだ」

そうハリーが言った瞬間、3人が入ってきた扉とその先へ進む扉の前に炎が上がった。

瓶の横に置かれていた巻紙には呪文とも暗号ともつかない文章が羅列されていた。ハーマイオニーは感激し、それを熟読し始めた。

「ハーマイオニーって、きっと素晴らしい魔女になるわ。私、彼女ほど謎解きに向いていないもの」

「僕なんてちんぷんかんぷんさ」

「わかったわ。1番小さな小瓶と、1つだけ真ん中が窪んでいる小瓶があるでしょう？それが黒い火を通り抜けて『石』の方へ行かせてくれる」

ハリーとAがそれらに入っている薬を飲んで次の部屋に進み、ハーマイオニーは戻ってダンブルドアに使いを送ることになった。

2人は薬を飲み干し、炎を潜って次の部屋へと急いだ。

その部屋には大きな鏡が置かれており、既に誰かが辿り着いていた。