血筋の呪い ページ5
橙side
橙「……は？」
「だっ！！あっこ！！あーっこ！」
橙「なんやなんや……うおっ、！」
高速でハイハイしながらオムツで出てきたのは
黒髪にほっぺがふっくらの赤ん坊。目がしっかりしててどこかあの客に似ている。確かに子供おるって言ってたな
どうやら外に出たいようで扉を塞いでる俺の足をくぐり抜けてまでハイハイで向かおうとしてる。
「あーこ！！あっこぉぉ！！」
橙「あっこは行かん。はい戻ってください。」
「いーーあーーよ！」
橙「ああ、はいはい。よっ、と」
丸っこくて小ちゃい体を抱き上げると手足とお尻をフリフリして精一杯離せと訴えてくる。
ぐずって泣き出しそうだったから高い高いするとキャッキャと笑う。赤ん坊ってこんな単純やったっけ
「だいきー？だい、あ！！お母さーん！だいきおったぁ！」
今度は五歳くらいの女の子が出てきて皆を呼ぶ。
全員揃った重岡家は俺とこの子を見て目を丸くした
多分俺みたいなんが簡単に子供もあやしてるから
橙「……幾つっすか」
「……んふ、今年で二歳でーす、って」
赤「にーさぁよっ！だぁきよ！」
橙「おう、だいきなんな。」
赤「だあき！！だぁきよ！！」
橙「わかったって」
だいきくんを女将さんに任せ、稽古場に案内してもらってからようやく座らされた。
「改めて、ここの道場を切り盛りしてます、重岡と言います。」
橙「……桐山照史です。」
「桐山くん、家は無いよな？」
橙「はい…あの、なんで俺ここに連れてきたんすか？」
おずおずと聞くと、にやっと笑って歯を見せ腕を組み直した。
「あの店から出たかったんちゃう？」
橙「そりゃ、、まぁ。」
「前からあそこはあかんから気にしててん。けど家は遠くて毎日様子見は出来へんくて。久しぶりに顔出したら、厄介が起きそうな予感したし」
橙「………俺がやったとか、思わんかったんすか」
大柄で、目つきも悪い前科持ち。そんな奴が店先で殴られてても、街ゆく人は見て見ぬふりで。それはでも当たり前で
こんなやつ置いてたんじゃ、この家にまで迷惑がかかる…
「目がやってない言うとった。」
橙「……は？」
.
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??(プロフ) - ニョロモさん» お時間ある時にぜひお願いします！楽しみに待っております！ (2022年10月13日 15時) (
レス) id: 80715e6f9e (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - ??さん» リクエストありがとうございます！読み返してみたところ青緑の話って意外と少ない､､?盲点でした！時間がかかってしまうかもですが書かさせていただきます (2022年10月13日 11時) (レス) id: ab8f827638 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - ほんほんさん» リクエストありがとうございます！淳太くん結構人気で彼のお話を読みたいという人が多かったので驚いています笑時間がかかってしまうかもしれませんが書かせていただきます🙏 (2022年10月13日 11時) (レス) id: ab8f827638 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - はじめまして。いつも更新楽しみに読ませて頂いています。抽象的で申し訳ないのですが、りゅかみのほのぼのしたお話を読みたいです、、。2人でお出かけや、お留守番など！！！ (2022年10月13日 0時) (レス) @page33 id: 80715e6f9e (このIDを非表示/違反報告)
ほんほん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！リクエストで、淳太くんメインの弱り話お願いします！！！ (2022年10月12日 22時) (レス) id: 4503b65c6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョロモ | 作成日時：2022年7月25日 17時
