48話 ページ48
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『とにかく、出ますので。お願いします』
尾「……何をですか？」
『貴方が着替えてからじゃないと私ベット出れません』
そう、今はお互い裸なんだ。布団でぐるぐるまきにして隠してるけど、ちょっとはだければガッツリ見える
これ以上1ミリも動かずにせねば
尾「昨日あれだけ見たのにですか？」
『やかましいっ！』
尾「それに俺だけ服着てて逆に恥ずかしいのでは？」
『なっ、、、確かに。』
尾「交渉に簡単に乗ってしまうAさん大好きで心配です」
そう言ってまた抱きしめて頬にキスを落としてくるから必死に暴れる。したらベットから落ちた
腰打ったしさらに痛い…
彼はその失態を笑い、動けなくなった私を抱きかかえ
またベットに逆戻り、膝の上に乗せられた
尾「なんかさっきからAさんの可愛いところばかり見えて嬉しいです」
『……私は嬉しくないです』
尾「やはり我慢はするものじゃないですね。昨日からいつ襲おうとそればっかでした」
『さいってぇ……最初から身体目当てかこの変態！』
尾「そもそも不可抗力です。｣
『はぁ！？』
尾「先輩から事前に教えてもらったんです。あなたが僕に気を向けてくれてると」
『……。』
尾「尾関さんじゃなくても名前で呼んでください」
『嫌です！』
あのアホ坊ちゃんがぁ…！
抜け出したくて足をじたばたさせる。
まぁどんなに力仕事が続いて体力に自信がある私でも犯罪組織を相手にした特殊部隊に適うはずもなくびくともしねぇ
というかはやく服を着させてよ
尾「折角付き合ったのに何も変わらないなんて寂しいです」
『高校生みたいな事言わないでください。結婚しても苗字呼びの夫婦だっています』
尾「今のはプロポーズですか？」
『違ぇよ』
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作者名：ネコ王 | 作成日時：2022年2月12日 11時
