とあるメイドの恋事情【尾関光希】 (ページ47)

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47話ページ47

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なんで、、それを今言うの！！

その光景がフラッシュバックして、今その相手が目の前にいる

思わず彼の唇に目がいった自分が恥ずかしい

尾「Aさん…」

『ひっ！耳元で名前呼ばないで！』

尾「好きです……突き飛ばしはしないとことか、、俺期待してしまいます…」

『期待って、』

尾「両想いだったら、、とか。」

顔がぶわっと熱くなる。

これは、好きかもじゃない、、

どうしよう、なにか返さなきゃ…いつもの彼の口説き文句だ…

早く、はやく何か余裕な素振りの言葉を返さなきゃ

私は、彼に飲み込まれてしまう

尾「……なぁ、」

『ひゃ……んぅ、』

尾「Aさん、愛してます。」

『んぅ…ん、……はっ……』

尾「あなたは俺の事、好きですか」

『ま、待って……ん、………んんーー！』

質問してくる癖に喋る隙を与えてくれない

お酒の味がする。酸素も足りない

あぁ…なんか、、ふわふわする

尾「はっ……はぁ……好きですか？」

あ、だめだ

『……ぁ……ん、………すき、……です…』

その後はあまり記憶が無い

箍が外れて力強く布団に押し倒しされた私は

全てを食い尽くすかの様に彼の手によってどろどろに溶かされ

目が覚めた時には腕や足に多数の噛み跡と花弁がついていた

『……はぁ』

尾「…ん、………おはようございます。」

『わっ！！』

寝ぼけ眼で後ろから抱きしめられたのですぐに方向を変えて布団を頭から被った

尾「Aさん、こっち向いてください」

『いやです』

尾「顔が見たいです」

『絶対見せなっ……んっ』

尾「…ふは、やっとこっち向いた」

『〜〜ッおやすみなさい！』

尾「えぇー？もう朝ですよー？Aさーん。」

布団の外で絶対にやにやしてる！！

こんなっ…お酒の力でなだれ込んで、付き合ったその日に体を許してしまうなんて…！

言いたいことは山ほどあるけど、

目の前の幸せな瞳に吸い込まれ、全てが消えた

四十田A

ついに彼氏ができました

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