序章にすぎぬ ページ27
ＮＯside
陽と月が合わさった暦の晩
我が都にて歴史に名を記す大決戦を行う
突き刺すような達筆で書かれた紙片は、日本全国に撒かれ、手に届く。紙を見たものは口により伝わり、空、墓、海、至る所にいるものたちに広まっていた
戦いに参戦するものや、自分の上に立つものを見届けようと誰もが京都へと足を運ぶ。皆が皆既日食を見届けたその日の黄昏は、姿のない影が地面に映る。後に人間は、この光景を百鬼夜行と言い紙に記した
集まったものたちの人数など数えて無駄。大きく広い庭に溢れかえるほどだった
「それでは、
始め！！！」
「「うぉぉおおおおお！！！」」
刀と身体がぶつかり合い、鋭い歯で噛み砕く
呪い、喰い、燃やし、まやかし
各々の特異を活かしている
それはこの闘いの発端である
あの男が望んでいたものそのものだった
紫「おぉ〜、もう始まっとんな」
橙「え"っ！？おい遅刻やないか！！」
紫「しゃーないしゃーない。たまたまたまたま」
橙「あぁーもう！そもそも時間がうやむやすぎんねん！何時とか明確にせえ！！」
紫「昔の人やもん。しゃーないしゃーない」
呑気に牛車に御礼を言っている�霤弔力咾魄�っ張って正門まで走る桐山がいた
何をするかも聞かされず、遅刻とだけ察した桐山は急いで戸に手をかける、と
紫「下がれ！」橙「うおっ！」
「ぐはっ…！」
�霤弔�腕を引くと同時に戸を破壊して飛び出して来たのは巨体の妖怪。目の前のさらに大きな化け物に投げられ、外に放り出される
橙「はっ、え、は、！？」
紫「あらあらお大事に。」
「…ふぅぅぅ………ツギは……どいつダ………
オマエらカああああああぁぁぁ！！！」
紫「護れ。」
橙「はっ！？おまっ、ばっか…！」
襲いかかる大きな口
自分なんて丸々飲み込んでしまうぐらいの口
先程庇った行動が嘘のように残忍に前へ押し出される
目を瞑れば、死ぬ
ならば戦え
橙「うおおぉおぉぉおおお！！！！！」
「ぎゃあああああああああ！！！」
力いっぱい振りかぶり、刀は口を横に断ち切る
舌を切られた化け物は悲痛な声を上げ、動かず倒れて言った
橙「…っ、これっ、、死んだんか…？」
紫「大丈夫っちゃう？しらんけど」
橙「しらんのかい！…て、おい！」
倒れたものの上を踏みつけ、我関せずで進んでいく
位置は未だ正門
戦いはまだ開幕したばかり
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ニョロモ(プロフ) - ミーツさん» 小瀧さん過去編リクの方！いやほんとずっとお待たせしてしまい申し訳ないです😵💫ちびのん私もお気に入りです！ (5月24日 7時) (
レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - sy1111さん» やった〜〜！本当に長らく続いてこれからも長々と続くと思います笑。またコメント待ってますね〜！ (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - そらさん» ありがとうございます〜！期待に応えられるように励みますね！それとそらさんの作品も素晴らしいです！ (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - よつばさん» とてつもない褒め言葉頂いてた…！文書書くのって難しいですよね。私もまだまだ模索中です笑そのコメントからでも十分素敵な語彙をお持ちだと思いますよ☺️もし、物語を書く予定がありましたら楽しみにしております！ありがとうございました！ (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ミーツ(プロフ) - 小瀧君のお話とっても面白かったです！！！これからのお話も楽しみです！ (5月24日 6時) (レス) @page50 id: 14a6943df6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョロモ | 作成日時：2023年2月21日 0時
