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それからというもの暇さえ見つけて若頭…基いグルッペンさんは私の部屋に突撃をして来るようになり、ゾムさんは隠れんぼに誘ってくるようになった。
それに伴い私の行動範囲もぐっと広くなり、屋敷内では構成員の方がよく挨拶をしてくれるようになった。
shp｢…Aさん、また隠れんぼしてるんですか？｣
em｢あの人もよう飽きんな…｣
紫の彼、ショッピさんにも名前を教えてもらい今ではエーミールさんと共によく声をかけてくれるようになった。
こんな扱いはこの世界に入って初めてのことだったので、正直戸惑いの方が大きかったが、退屈のしない毎日はとても眩しく思えてきた。
os｢楽しそうやなぁ…俺も混ぜて？｣
ショッピさんとエーミールさんと立ち話をしていると人畜無害そうな笑顔で此方に深緑色のネクタイをした幹部が輪に入っていた。
os｢…あぁ。自己紹介してなかったよな、俺はオスマン。宜しくな｣
宜しくな、とはよく言ったもんだ。
先程まであからさまに殺気を飛ばし此方を伺っていた男はなんてことない顔をしてニコニコと笑みを張りつけている。
os｢俺、君と1回話してみたかったんよ。あっちでお話しいひん？｣
返事ははいかYesしかないやつですね…ハイハイわかりました。
二つ返事をし2人に別れを告げ先を歩くオスマンさんに大人しく着いて言った。
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連れてこられたのは彼の書斎で壁一面には本が並び、配置されたテーブルや置物は皆美しくシンプルなもので構成されていた。軽く周りを見渡していると｢紅茶は飲めるん？｣と質問され頷く。
os｢ごめんなぁ、食べることが大好きな子やったらオススメのケーキでも用意してんけど……あ、紅茶どうぞ召し上がれ｣
勧められたソファーに腰掛けていると程なくしていい香りのする紅茶が置かれた。それをじっと眺めていた。
os｢毒なんか、入ってへんよ｣
後押しするように、その人は甘い麻薬のように小さく、しかし確実に私に聞こえる声でそう囁いた。
私は間髪入れずにカップに手を掛け態とらしく喉をならして"毒の入っていない"というそれを飲む。ゴクリ、と。
そうしてニッコリと笑ってしまえばいい。
『大変美味しいです…キームンでしょうか』
思い通りにならない、厄介な捨て駒でしょう？
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ぴく(プロフ) - 個人的に主人公の性格とか（全部）めっちゃ好きです！頑張ってください！ (2020年9月21日 9時) (
レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - レニさん» 読んでくださってありがとうございます！大先生のところは特に構成を練っていたのでそういって頂けてとてもうれしいです！ありがとうございます！ (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - しおんこさん» こちらこそいつも変な時間に更新してしまって申し訳ないです…しかし！コメントとっても嬉しいです！！頑張ります！！！ (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
レニ - すごく面白い…！チノくんとかうつ先生のところの話めっちゃ好きです！これからも読まさせて頂きます！ (2019年11月29日 17時) (レス) id: be3a21bb3c (このIDを非表示/違反報告)
しおんこ(プロフ) - 夜遅くにすみません！雰囲気めっさすきですわぁぁー！！まじごっとですぜェ…………！！ 更新楽しみにしてますぅぅぅぅ！！！ (2019年11月28日 3時) (レス) id: 32a4d591a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：団子侍
x他1人 | 作成日時：2019年9月10日 22時
