第44話 ページ45
昼を食べ終え少し市中を見て回ってから宿に戻る
受付に女将さんがいない
二階から話し声が聞こえる
他の来客があったのだろう
すると2階からドンッと音がする
ハッとし、2階へ駆け上がる
すると1階から新しい客が呼んでいる声が聞こえた
どこかで聞き覚えのある声…
声に反応し振り返っていると、上から女将が降りてきた
「おかえりなさいませ。新しいお客さんのご案内をするので失礼します。」
と、忙しそうに駆け下りていく
部屋に戻ろうと上がっていったはいいが
…いかんせん入り組んだ作りのこのホテル
なかなか部屋にたどり着けない
今朝荷物を持ってササッと出てしまったためよく覚えていない…
フラフラと彷徨い曲がり角を曲がると誰かとぶつかった
「すみません」
と、咄嗟に謝る
「いやいや！こちらこそすみません！怪我とかして無いですか？」
この耳に聞き覚えのある声、杉本佐一だ
あの時、顔を見られていないだろうか…
チラリと目をやり表情を確認する
きょとんとした顔をしている
多分覚えてないな、これは
「いえいえ、大丈夫ですよ。ここのホテル入り組んでいるので、少し迷ってしまって」
と少しはにかむ
すると後にいたアイヌの女の子が話しかけてきた
「そうか、ならば一緒に探そう！」
1人で探すよりはマシだと思ったので引き受ける事にした
「シライシ ヨシタケです！独身で彼女はいません！付き合ったら一途で情熱的です」
あらぁ、刺青の囚人の白石さんがこんな所に
口説き文句はサラッとスルーして部屋を探す
もう1人の大柄のアイヌの男性はキロランケさんと言うらしい
女の子はアシリパさん
杉本さん達が荷物を置いた後部屋を探した
白石さんは女将さんを追いかけて行った
なんとか部屋を見つけ出し、3人にお礼を告げる
「せっかくだ、みんなでご飯を食べないか？」
まぁ、正体がバレてないならいいだろうと思い、承諾する
アシリパさんは女子と絡むのが久しぶりだからか、よく私に懐いてくれる
可愛い
食事処に向かうために玄関へ向かうと、そこにはもう1人の客人
牛山さんがいた
私に気が付くかと思ったが、服装も違い、あの時は帽子をかぶっていたこともあり、顔は覚えられていないようだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
odamaki0610(プロフ) - らるさん» 布教しえ沼に引きずりこみたいですね！← (2019年8月14日 1時) (
レス) id: f831c7c556 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - odamaki0610さん» みんなを金カム沼にハマらせましょう!!(オイヤメロ) (2019年8月14日 1時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
odamaki0610(プロフ) - らるさん» はい！お互い楽しく頑張りましょう！金カム好きな人が周りに少ないのでこうして交流出来るのがとても嬉しいです！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: f831c7c556 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - odamaki0610さん» いえいえ！お互い、尾形夢小説頑張りましょう!! (2019年8月14日 0時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
odamaki0610(プロフ) - らるさん» あ、ありがとうございます！！そう言って頂けて光栄に存じます！亀の如し更新スピードですが頑張ろうと思います！ありがとうございます！！ (2019年8月14日 0時) (レス) id: f831c7c556 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：odamaki0610 | 作成日時：2019年8月11日 15時
