第40話 ページ41
ニシン場にいた鶴見中尉にもどうやら他の兵から、尾形上等兵がいなくなったという報告があったようで、帰ってきて早々に追跡の準備が開始された
居場所はおおよそ掴めているらしい
こうなることも想定済みだったのだろう
情報将校って、凄い
私もついて行くことになったので、武器や備品を整え準備する
馬に乗っていたとはいえ、雪山には慣れておらず、ついて行くのは大変だった
しばらくすると銃声が聞こえた
尾行していた兵士が撃たれたようだった
少し前に知ったが、尾形さんと一緒に二階堂君もいなくなっていたらしく、2人は一緒に行動しているらしい
造反…
なんて危ないことをしていたんだ…彼らは
まさか二階堂君までもとは思わなかった
昨日まで私を見つけては世間話をしてくれて普段どうりだったのに
時折物憂げな表情を見せることはあったが洋平君の事もある、なかなかキリがつかないのだろう
…いや、その表情にはそれだけでは無かったのかもしれない
近いうちの造反、それも彼に浮かない顔をさせていた原因でもあるのだろうか
憶測していてもしょうがない
兵士が二階堂君を見つけたようだ
そちらに目を向ける
クマに襲われたようで酷い怪我を負っていた
酷く、心が苦しくなった
私はこの感情をどう形容していいのか分からなかった
尾形さんを追うよう指示が兵士に飛ぶ
鶴見中尉から頭をぶち抜いてよしなどと物騒な声が聞こえた気がする…
それはそれで胸の内がモヤッとする
二階堂君の元へ駆け寄ろうとした矢先
「君には、尾形を追跡して欲しい」
「え？…私ですか？」
雪山で？？得意じゃないわよ？？
それに二階堂くんは、どうなる？
ちらと二階堂君に目をやる
「大丈夫だ、殺しはしない。頼んだぞ」
と一言いうと肩をポンと叩き私に背を向け二階堂くんの元へ歩み寄る
鶴見中尉越しに起き上がっている二階堂君と目が合う
きっと私は酷い顔をしている
彼に降りかかるかもしれない先の不安に駆られ顔が歪む
鶴見中尉の言葉を信じきれないが、ここは尾形さんを追うしかない
私な二階堂君から目を逸らし、走り尾形さんを追いかける兵士の後に続いた
彼には個人的な用事もあるのだ、書き置きの件でね
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odamaki0610(プロフ) - らるさん» 布教しえ沼に引きずりこみたいですね！← (2019年8月14日 1時) (
レス) id: f831c7c556 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - odamaki0610さん» みんなを金カム沼にハマらせましょう!!(オイヤメロ) (2019年8月14日 1時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
odamaki0610(プロフ) - らるさん» はい！お互い楽しく頑張りましょう！金カム好きな人が周りに少ないのでこうして交流出来るのがとても嬉しいです！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: f831c7c556 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - odamaki0610さん» いえいえ！お互い、尾形夢小説頑張りましょう!! (2019年8月14日 0時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
odamaki0610(プロフ) - らるさん» あ、ありがとうございます！！そう言って頂けて光栄に存じます！亀の如し更新スピードですが頑張ろうと思います！ありがとうございます！！ (2019年8月14日 0時) (レス) id: f831c7c556 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：odamaki0610 | 作成日時：2019年8月11日 15時
