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「ええっと…ありがとう？」
「なんで疑問形なのよ！ 夏油！！ アンタこんな美人と知り合いなの？！」
「ふふ、Aは私の幼馴染だよ」
「はぁ！？」と眼鏡をかけたポニーテールの美人な子が叫んだ。
その隣にいる口元を隠した男の子と、白い制服の男の子と……えっ、ぱ、パンダ？
…まあいいや、パンダが私の事を見つめている。あれっ、私そんなに有名人だっけ。
「今度ぜひ一緒に買い物行きましょ！！」
「それなら私も連れて行ってくれ。親睦を深めるには丁度いいだろ」
「ああ、それなら私も。Aに会うのは久々だしな」
トントン拍子で話が進んでいく。ちなみに、茶髪の子は釘崎野薔薇ちゃんで、ポニーテールの子は禪院真希ちゃんというらしい。強くてかわいい女の子っていいなあ。
そう思っていると、控えめな声で「あの、」と声が聞こえた。
「あっ、もしかして…恵くん？」
「はい。…お久しぶりです、Aさん」
「わあ…！ 恵くんもおっきくなったね…！」
つい癖で恵くんの頭を撫でてしまう。気持ちよさそうに目を細めているから嫌ではないんだろうけど。
恵くんのお父さん、伏黒甚爾さんの、不覚にも命の恩人となってしまった私は、よく恵くんの面倒を見ていた。姉の津美紀ちゃんも懐いてくれて、凄くうれしかったんだよね。
また今度三人で遊ぼうね、と約束した瞬間、恵くんが横に軽く弾き飛ばされて、前が黒で覆われた。
「え、あ……ご、五条、くん？」
「……きた、」
「…え？」
なんて？ と聞き返そうとしたら、後ろから野薔薇ちゃんの怒号が飛んできた。
いや私もわかんない。ていうか、五条くんってこんな人だったっけ…？
「やっと帰ってきた…。何年僕のこと待たせるの」
「…え？」
ねえ、A。初めてそんな声で、あの五条悟に名前を呼ばれた。
ちょっと待って、無量空処してる？ 情報が完結してない。
まるで、煮詰めた砂糖の上にホイップクリームを乗せたみたいな、胸焼けしそうな甘い声。
誰、この人。私の知ってる五条悟じゃない。
背後から野次が飛んでくるが、(セルフ)無量空処に引っかかってしまった私はフリーズしたかのように何も言い出せなかった。ただ、目の前の豹変してしまったらしい同期の言葉を待つだけだった。
「平凡で陳腐な台詞だけど、好きだよ、A」
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まいとりー。(プロフ) - 紅葉夕さん» 紅葉夕さん、コメントありがとうございます。嬉しいお言葉ありがとうございます！ すごく嬉しいです。楽しんでいただけてよかったです！！ 文字書き同士、一緒に頑張っていきましょう！！ (2022年8月26日 21時) (
レス) @page40 id: cfb5124360 (このIDを非表示/違反報告)
まいとりー。(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます〜！この作品に貴重なお時間を使っていただけて本当に光栄です…。恋愛は書き慣れていないので私自身不安なんですけど、ぜひ楽しんでいただけるように頑張らせていただきます！！ 応援、本当にありがとうございます！ (2022年8月6日 19時) (レス) id: cfb5124360 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 面白過ぎて…感動です… 応援してます‼ (2022年8月6日 16時) (レス) @page5 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐちや | 作成日時：2022年8月5日 7時
