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「わ、野薔薇ちゃん似合うね! 買ったげるよ」
「もっと褒めてくれてもいいのよ…って、えっ!? う、嬉しいんだけど買うのは…!?」
「んー?」


釘崎が強引に押し切ったことで、Aさんと釘崎の二人は現在進行形で楽しそうに服屋を見て回っている。
Aさんのおかげで、今回は俺たちよりも五条先生が荷物持ちをさせられている。こんなことをあの人にできるのは、Aさんくらいだとつくづく思った。


「はいこれ。五条くんお願いします!」
「ちょっと待った、これ野薔薇のじゃん」
「私が買ってあげたんだ。野薔薇ちゃんに似合いそうだったから」


ふわりと花が咲くように笑ったAさんに大ダメージ(いい意味で)を食らった五条先生は「ウン…ソウダネ…」と胸を押さえながら紙袋を手に取った。釘崎が不審な目で五条先生を見ていた。だろうな。


「じゃあ次行きましょ! 次はAさんの服、私が見繕ってあげるわ!」
「えっ、ちょっ待っ…!? 野薔薇ちゃん早いよ…!?」


本格的に放置され始めた俺たち三人。
未だに胸を押さえたまま固まる五条先生。俺は虎杖と目配せをし合って、小さく頷き合う。


「ねえ五条先生ー。いつになったらAさんに告白すんの〜?」
「もう近々するよ…したいって………え?」
「早くしないと俺か親父が横取りしますよ。……五条先生?」


今度は俺と虎杖をガン見して固まった五条先生。この人固まることしかできないのか?
あの、五条先生? ともう一度名前を読んだ瞬間、俺と虎杖の肩を思いっきり掴まれた。

…な、なんなんだよ、急に。




「め、恵も、悠仁も、僕が、Aのこと好きって、なんで知ってんの…?」




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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦   
作品ジャンル:恋愛
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まいとりー。(プロフ) - 紅葉夕さん» 紅葉夕さん、コメントありがとうございます。嬉しいお言葉ありがとうございます! すごく嬉しいです。楽しんでいただけてよかったです!! 文字書き同士、一緒に頑張っていきましょう!! (2022年8月26日 21時) (レス) @page40 id: cfb5124360 (このIDを非表示/違反報告)
まいとりー。(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます〜!この作品に貴重なお時間を使っていただけて本当に光栄です…。恋愛は書き慣れていないので私自身不安なんですけど、ぜひ楽しんでいただけるように頑張らせていただきます!! 応援、本当にありがとうございます! (2022年8月6日 19時) (レス) id: cfb5124360 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 面白過ぎて…感動です… 応援してます‼ (2022年8月6日 16時) (レス) @page5 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐちや | 作成日時:2022年8月5日 7時

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