ハワイ行きたくないですか? ページ34
青い空、白い雲、さんさんと照りつける太陽!そう!ここはリゾート地!……………………な訳ないだろ周りはビル群だよ暑い。
とまぁ冗談は置いといて、暑い。昨日迄は過ごしやすかったのに、今日は手のひらを返したような猛暑だ。
やっぱり自然界が私を首領の所に行かせまいとしてくれてるのかな!←
そんなことを考えながら、私は織田作と歩いている。先刻も少し言ったように、首領に昨日のことを報告するためだ。本当は朝に行く積もりだったけど、怪しいから昼休みを狙って出てきた。
『暑い。………クーラーを持ち運びたい。』
「電源はどうする積もりだ?」
『あ、その問題があったか』
最近、織田作のずれてる質問は気にしないことにした。
……………それにしても暑い。何度も言うけど暑い。……あ、大通りを歩いてるから余計に暑いのか。人が多いの好きじゃない。
ほら!なんかキャピキャピしてる感じの女子二人がこっち指差してる!………織田作がイケメンだからかな。
そして私は思いついた。少しだけでも涼しくなる方法を。
『そうだ、路地裏に行こう』
「京都のCMか?」
『そうかもね。』
______________________
路地裏の気温は予想通りだった。涼しい。
涼しさに浮かれて奇声が出そうだ。ひゃっふぉぉぉぉい!←
しかし、浮かれている思考までもが一瞬にして冷えた。全く平和とは程遠い音が聞こえたからだ。
銃声だ。
『………え?』
織田作が銃を二挺構える。生憎私はナイフしか持っていない。なので異能を発動“させようと“した。
発動できなかったのは、第三者が現れて、気が逸れたからだ。
現れたのは少年だった。
少年の腕には血が滲んでいて、そこを彼は押さえている。よろよろと倒れ込むようにしてこちらに走って来たかと思ったら、こう言った。
「たっ助けて!そこで撃たれて……!」
「大丈夫か!?何があったんだ!?」
そうか、先刻の銃声はこれだったのかと一人確信する。
基本寡黙で冷静な織田作が、珍しく取り乱している。仕方がないだろう。こんな年端もいかない少年が撃たれたのだから。
『取り敢えず、応急措置を!』
そう言って少年に駆け寄る。
私は、この時はこれが正しい判断だと思っていた。
「ふふ、できるの?」
少年は、言いながら、嗤った。
______________
星が赤い…………
え?星が赤い?
星が赤い!ありがとうございます!
見間違いじゃないですよね……?
ありがとうございます!!
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Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» ういっす (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
端賀 - Neon@寝苑☆歌い手好きさん» コメ欄を荒らすでない (2018年7月8日 11時) (レス) id: 9403d00418 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» どやった上に更にドヤる事(今作った←) (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
端賀 - Neon@寝苑☆歌い手好きさん» どやどやってなんや (2018年7月8日 11時) (レス) id: 9403d00418 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» うへへ← どやどや! (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:端賀 | 作成日時:2018年5月25日 23時