【文スト】巫山戯たいだけ (ページ4)

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椿side

プリンの犯人を探すべく、

いつもは登るのも面倒な階段を

全力で上がる。
……体力落ちたんじゃね……やば。

そして部屋に入ると案の定。
太宰がプリンを食ってやがる……

くっそおお何やっとんねん

『私のプリンを食べたのはどなたですかぁあ!!!』

すると

「…………あー、ごめん」

「このプリン、椿のだったのか…」

その言い方だと、さては
作之助も食べたな……？？？許さんぞ

『貴様、なに私の天使のような極上なめらかんプリンを食している』

「だって冷蔵庫の中入ってたんだもの」

『いやいや、プリン買ってくるの私しかいないよね？？』

こいつ全然反省してないやんけ、しばくぞコラ

「椿、済まないな。明日また買ってくる」

『ほらぁ、太宰も作之助を見習えよ、ちったぁ反省しろや。と言うかこれ期間限定だからもう売ってないよっ』

そう、このプリン、言わずもがな私の行きつけの店の
期間限定品なのだ。必死になるのも無理はない。

これを買うのにどれ程並んで人を蹴散らした事か…

「それは残念、期間限定ならもう無理だね(ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

『ねぇ待って、何優雅に最後の一口食べてんの』