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「A起きて!」
「う…ん?エイジ…?」
「アッシュが書斎に集まるようにって」
僕はご飯を食べた後眠くなっちゃって、ベッドを貸してもらって眠っていたのだけどエイジが起こしに来てくれて、書斎へ向った。
もう皆は集まっていてパソコンの周りに集まっている。
でもその中にショーターの姿はない。
ショーターはご飯を食べたら、行くところがあるってお家を出てっちゃったから。
「バナナフィッシュは人間じゃない」
「…え?」
パソコンの画面を覗き込めるところまで歩くとアッシュがそう言った。
画面を見ても、何が書いてあるのかよくわからない。
何かを表す図形と、グラフ。
それを簡単に説明してある文もある。
「…これは…?」
「”バナナフィッシュ”の分析表さ」
「何…?」
これが分析表?
「20種類以上のアルカロイドから成る複合成分だ……主なものはサイクロビン、リゼルジックアシッド、ジルチルアミド…その他の有機性化合物―――
”バナナフィッシュ”っていうのはあのカプセルの中の薬そのものだったんだ」
部屋の中が突然静かになった気がする。
「問題はおそらくこの不活性アルカロイドだ…これについては詳しいデータがない。これがいったい何なのか…いったいどんな作用を引き起こすんだ…」
「これが…グリフィンを狂わせたものの正体だというのか…」
「麻薬か…!」
「それもまったくの未知の――――」
部屋の時計がカチコチと時を刻んでいた。
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オチャネコ(プロフ) - はんなさん» ありがとうございます!主人公の性格はきっと好き嫌いが出ると思っていたのですが、そう言ってもらえて嬉しいです(*´・ω・)完結までかけるように頑張ろうと思います♪ (2019年1月9日 18時) (レス) id: 2284090fb1 (このIDを非表示/違反報告)
はんな - 主人公君何とも言えない可愛さ…この先のアッシュとの関係もどうなるのか楽しみです!お話もすごく面白いですし、なんとか完結まで頑張ってください!応援してます! (2019年1月8日 22時) (レス) id: b99f79b3ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オチャネコ | 作成日時:2019年1月8日 18時