そのさんじゅうご。 ページ42
あれから様々な仕掛けを乗り越えていき、御札の入っている井戸へとたどり着いたのだった
｢...札ってこれだな｣
かっちゃんは井戸に貼りついている箱の中から御札を取り出した
｢これで持って帰ったら良いんだよね...！じゃあもう帰ろう...！！｣
私はかっちゃんの腕を引っ張りながら先へ進もうととしたら
・
・
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『.....Aちゃーっん.....』
私とかっちゃんは足を止めてお互いに顔を見た
｢....かっちゃん...今、私の名前呼んだ...？｣
｢....用もねえのに呼ぶわけねえだろ.....｣
私達はおそるおそる後ろを振り返ると....
『おーいっ.....Aちゃーっん....』
と井戸の中から今度ははっきりと私の名前を呼んでいる男性の声が聞こえてきて
私とかっちゃんは再び顔を見合わせて
｢これヤバイんじゃないの....｣
かっちゃんは爆破で私と繋げている手錠を粉々にしてから
｢.....逃げんぞAっ｣
私とかっちゃんは再び手を繋いで死ぬ気で走ったのだった
・
・
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・
｢おー！お帰り〜.....おやおやっ、二人とも青春してますなあ〜｣
入り口の前に立っていた涼香ちゃんは少し顔がにやついていた
私は涼香ちゃんの両肩を揺らしながら
｢すっ、すすっ、すずかっちゃ...！ん...！出たっ、出たっ...！？！｣
｢んなことっ.....聞いてねえぞっ....！｣
かっちゃんはそう言いながら地面へと座り込んだ
｢何々っどうしたのー？｣
三奈ちゃんは私とかっちゃんの元へ駆け寄って来て
｢三奈ちゃん...！いっ、井戸っ井戸の中から声聞こえなかった！？！｣
｢声....あっ、もしかして最後の仕掛けのやつ？｣
｢....えっ｣
｢Aが怖がってたからさりげなくヒント言ったじゃーん！最後の仕掛けには驚いたって！｣
｢....あっ、じゃあ井戸の声って....｣
｢井戸から聞こえた声は涼香さん達の肝試しの仕掛けだよ！
もしかして本物の幽霊かと思って二人でそんなに走ってきたの？｣
三奈ちゃんの顔がにやつくなか、後ろから殺気が感じて後ろをおそるおそる振り返ると
｢てめえふざけんなよ....！！黒目から聞いてたならさっさと言いやがれよクソがっ！！｣
｢ごっ、ごめん...！そっ、そんな忘れちゃう事だって誰にでもあるじゃん...！｣
あれから謝ってもかっちゃんは私の両腕を引っ張りながら背中に足を乗せて締め上げられたのだった
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レイ - 面白い!!けど、お茶子ちゃんの苗字が麗白になってる…麗日ですー…(;´д｀) (2018年3月18日 6時) (
レス) id: 9acc444be1 (このIDを非表示/違反報告)
ラフィーナ(プロフ) - コメントありがとうございます！ご名答です！！こちらの作品はキルミーベイベーを読んで勢いで作った作品なんですよ...！私もキルミーベイベーを知ってる人が少ないのでとっても嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年1月25日 21時) (レス) id: 9e1ad3e24e (このIDを非表示/違反報告)
薺(サイ)(プロフ) - はじめまして！！これってキルミーベイベーの話がまじってますよね？知ってる人がいて感動しました！！！ (2018年1月25日 15時) (レス) id: a0f0fdc5d9 (このIDを非表示/違反報告)
ラフィーナ - みきさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません！コメントありがとうございます！ご名答です！！堀ちゃんと鹿島くんのあのシーンです！そう言っていただき嬉しい限りです！ありがとうございます！これからも楽しんでいただけるように頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9e1ad3e24e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お？野崎くんネタ入ってます？もし当たっていたら両方大好きなので嬉しいです (2017年11月20日 1時) (レス) id: 840ee2b773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラフィーナ | 作成日時：2017年10月22日 18時
