壱話 月光の導き ページ3
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《沖田視点》
今日は一番組の番だった。
夜の巡察をしていると、どうも騒がしくなってくる。
「沖田隊長！
「何処？」
一番組の隊士を連れて騒ぎが起こっている方へ走る。
月明かりが所々差し込む狭い道で五、六人の浪士を前に立つ人影があった。
銀色に眼を光らせ、着ている着物を不自然な赤色に染め、面前で崩れていく人であった死体を見つめている。
「......まだ居たの？」
顔だけ
その表情は
「僕の敵なら斬るよ」
「
「...へぇ？」
キリキリと空気が張り詰める。
「総司！！」
「なんだ、土方さんか」
「なにがどうなってる」
「僕にもさっぱり」
少し遅れてやって来た土方さんは目の前に広がる惨状を理解出来ないようだった。
「
「その真逆ですよ」
じっと僕を見つめてくるあの子はどうやら本気の様で、持っている刀を構える事もせずただその場に立っていた。
「心臓を狙ってね＿＿＿そうじゃないと死ねないから」
「おいおい何云ってやがる」
「その人が斬ってくれるって」
「って云ってるし、斬ってもいいよね？土方さん」
「駄目に決まってんだろ」
「ええ〜〜つまんないの」
「屯所で話を聞く。いいな？」
土方さんは有無を云わせない顔で告げる。
「おい、
されるがままに拘束されたその人は僕たちと一緒に屯所へと戻った。
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アルム(プロフ) - 優奈さん» コメントありがとうございます(T_T)これからもゆっくりですが更新頑張ります！ (2021年7月9日 8時) (
レス) id: cdfe86e34f (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - まだ少ししかお話が出ていないけど、もう既に面白い！更新頑張って下さい！！応援してます！ (2021年6月20日 21時) (レス) id: 9adca48001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルム | 作成日時：2021年6月15日 8時
