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6.しげside【ののいん】 ページ6

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神「しげおる？」


重「ん？神ちゃんどうしたん？」




怒られてから店は淳太らに任せて大人しく作業場でマンガ読んどった俺。


そんな俺に神ちゃんがなんか用事みたいで





神「しげって今の子どもたちの流行とか分かる？」


重「なんでそんなん知りたいん？」






まあ俺の担当は子ども向けのおもちゃとかやし

知らんこともないけどなんでなんかなって。






神「今日二人目のお客様がな、ほらこの子」


重「一人で？ようここまで来れたなぁ」





見るからに小さな男の子。

その子の頭をわしゃわしゃしたら





神「ちょっとちょっと、僕の大事なお客様なんやから！」


重「ごめんなぁ。で、注文はおもちゃなん？」





わしゃわしゃしてた手をポンポンに変えたけど神ちゃんに払われて





神「ううん、アクセサリー。それも僕担当の」





凄いなこの子、俺にもわからん神ちゃんのセンスが分かるんけ。





神「それでさっき話したんやけど、一緒に作った方が理想に近づくかなって。でもやっぱこの年代やとしげのほうが詳しいやろ？」





そーゆーことかぁ。





重「まぁ、暇やし一緒に作ろか。な！」


神「さっきからしげ全然こっち見てくれんやん。もっかい言っとくけど僕のお客様やからな」


重「分かってるってぇー」





さ、作ろか。







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