鬼舞辻無惨の妹２ (ページ10)

今日:12 hit、昨日:11 hit、合計:121,213 hit

伍拾漆　命の恩人は鬼だったページ10

Aサイド

私は無一郎に鬼であることを言い、今まで隠していたことを謝った。

無一郎は私が鬼だと知ってどう思ったのかな？

きっと私のこと鬼殺隊に居てはいけない存在だと思うよね。

無「別にいいよ。Aは僕の命の恩人だし。」

え？いいの？

無一郎から嘘の気配はしてこない。

よかった。私の存在を受け入れてくれたんだ。

とても嬉しい！

私は鬼になった経緯などを無一郎に話した。

さすがに鬼狩りをし始めた原因が前世で読んでいた漫画だとは言わず、あるものを思い出したと言った。

無「あるものって何？」

そこも聞いちゃう？
でも推しの頼みは断れないよ。

『誰にも言ったことがないけど今から言うこと信じてくれる？』

信じてくれるのかな？

無「信じるよ。」

なら話してもいいか。

『私は前世のことを覚えているの。前世で読んだ読み物にこの世界のことが書いてあった。現在の鬼殺隊のことが書いてあり、この先の無惨との対決も私はある程度知ってる。もちろん、死ぬ予定の柱だっている。
それを助けたい。だから鬼殺隊に入った。』

無一郎は信じ難いとは言ってはいたものの信じてくれたみたい。

私は任務から戻り、無一郎に報告を任せて屋敷へ帰った。

血鬼術の使いすぎで眠いからね。

堕「Aちゃん、無事でよかった。」

猗「ついに黒死牟を従わせたようですね。」

二人が出迎えてくれる。

厳勝を寝かせ、私も寝ることにした。