捌拾陸 変な気配 ページ39
無限城が私たちの足下に現れ、足場がなくなった。
私の体を襲う浮遊感がこれから無限城に落ちることを感じさせる。
鬼「これで私を追い詰めたつもりか?貴様らがこれから行くのは地獄だ!!目障りな鬼狩りども今宵皆殺しにしてやろう!!」
炭「地獄に行くのはお前だ無惨ッ!!絶対に逃さない!!必ず倒す!!」
『私たち鬼殺隊は必ずお前を葬ることができる!!わたしはそのことを知っている。覚悟して待ってろ鬼舞辻無惨!!!』
人を愛することができず多くの人を殺し多くの人の人生を狂わせた彼。
それでも私は無惨だってかわいそうだと思うよ。
彼は生まれつき重い病で20歳までしか生きられないと医者から言われた。
もし私が彼の立場だったら自分は何のために生まれてきたんだと思うだろう。
きっと1人で寂しかったんだよね。私が彼に人を愛するということを教えていればこんなことにならなかったのだろうか?
だけど多くの罪なき人の命を奪った無惨を私は許さない。
ついに始まる。最終決戦。
私は鬼殺隊のみんなをどれだけ守ることができるのだろう。
とても不安だ。絶対に誰も死なせたくないという想いが私にプレッシャーを与える。
鬼「できるものならやってみろッ!!竈門炭治郎!!そしてA!!」
次の瞬間みんな一斉に無限城へと落ちていった。
私は元上弦の鬼とともに畳の上に着地する。
猗「無限城は久しぶりだな。」
『あれ?何この気配?なんか変な感じ。』
だって私が鬼殺隊側につけたはずの鬼の黒死牟と猗窩座と似た気配が遠くからする。
私の味方となった黒死牟と猗窩座はすぐ目の前にいるというのに。
いったいどういうこと!?
黒「確かに・・・妙な気配だ・・・なぜ猗窩座と・・・似た気配が遠くからする・・・。」
堕「そうね。変だわ。」
その時ふすまが開いて鬼が入ってきた。
猗「下弦程度の力をもたせているようだ。破壊殺 空式」
『血鬼術 参の霞 霞散の飛沫』
猗窩座の攻撃は広範囲なので私たちに当たらないように技を出した。
あれだけたくさんやってきていた鬼は一瞬のうちに崩れていった。
さすが元上弦の参だわ。原作で煉獄さんを殺しただけしただけあるわ。
味方につけたおいてよかった。
627人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雫 - 天才 (8月19日 19時) (レス) @page44 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 黒死牟が味方なんて素敵過ぎるぅーーー (2021年6月16日 3時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
リーフ - すっごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2020年11月23日 16時) (レス) id: e38fcce1ea (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - この作品、面白くて大好きです! (2020年6月13日 23時) (レス) id: b99d983c73 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちもち(プロフ) - 面白いです! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 1aea6c2a36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:舞菜 | 作成日時:2020年5月25日 15時