鬼舞辻無惨の妹２

陸拾伍　上弦の肆１ ページ18

蜜璃サイド

私は刀鍛冶の里が襲撃されたと聞いて里へ向かった。

里にはたくさんの魚の化け物がいて刀鍛冶の人達を襲っている。

でも突然現れた霞によってその化け物は消されていた。

化け物を消したのは誰なのかしら。

強い鬼の気配を感じて、行ってみると炭治郎君が鬼にやられそうになっていた。

ギリギリだったけどなんとか助け出すことができた。

蜜「休んでていいよ！頑張ったね。えらいぞ！」

炭「待って。ゲホッ。上弦です。上弦の肆で・・・」

何か言いたそうな炭治郎君を座らせて鬼の方を向く。

蜜「ちょっと君！おイタが過ぎるわよ！禰豆子ちゃんと玄弥君を返してもらうからね！」

鬼が私を睨みつけてきた。

憎「黙れあばずれが。儂に命令していいのはこの世で御一方のみぞ。」

あばずれ？私のこと？

なんて言葉使うのかしら。酷いわ。

憎「血鬼術 狂鳴雷殺」

蜜「恋の呼吸 参ノ型 恋猫しぐれ」

鬼の血鬼術の電撃と音波を斬り裂く。

鬼は太鼓を叩き、次々と攻撃を仕掛けてきた。

憎「血鬼術 無間業樹」

キャー広範囲の術！！受けきれるかしら！？

蜜「恋の呼吸 伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪」

攻撃を受け流して鬼の首を狙う。

ん？何がしようとしている！？でも大丈夫。首を斬れば・・・。

炭「甘露寺さん、そいつは本体じゃない！！首を斬っても死なない！！」

えっ！！やだホントに！？

判断間違えちゃった。

憎「血鬼術 狂圧鳴波」

近距離で鬼の攻撃を正面から受けてしまった。

意識が遠のいていく。

『蜜璃ちゃん。大丈夫？』

今の声は誰かしら？

お館様の声に似ている。

でも女の子の声だったわ。

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