鬼舞辻無惨の妹１

参拾壱　かまぼこ隊 ページ32

それから数日して私はしばらく休みを取ってもらえることになり、蝶屋敷に遊びに行くことにした。

回復機能鍛錬手伝いたいなあ。

『しのぶちゃん、炭治郎達ってどこにいるかな？話したいんだけど。』

し「いいですよ。炭治郎君ならそちらの部屋にいます。」

村田さんもいるようだった。

村「怖すぎだよ柱。月柱様と花柱様は優しいって噂通りだったけど。」

やはりこの前の柱合会議のこと言ってるわ。

私はそっと村田さんに近づいて肩を叩いた。

『こんにちは。』

村「うわっ月柱様！」

村田さんが慌てている。

柱の悪口に近いようなこと言われても私は怒ったりしないけどな。

それに柱が怖いって事実だと思うよ。

みんないい人だけど個性が強すぎだし。

特に実弥と伊黒さんは怖く感じるよね。

『柱合会議怖かったよね。ごめんね。』

村「いえ、大丈夫です。俺はこれで失礼します。」

善「あっ俺の毒を抜いてくれた子だ。お見舞いに来てくれたの？結婚しよう。」

いや待て。君は那田蜘蛛山でのやりとりを忘れたのかい？

炭「善逸、Aが困っているぞ。」

さすが炭治郎、長男だ。

『ごめん。結婚はできない。友達になろう。』

善逸君がしゅんとする。

伊「ヨワクッテゴメンネ。」

えっ伊之助君。全然君らしくないではないか。

原作知ってるとは言え何この普段との差は。

『伊之助君は弱くないよ。自分が弱いと思うならこれから強くなればいいよ。』

伊「霞羽織、ありがとな。」

また羽織よばりされたわ。

名前教えてなかったか。

『私の名前は月霞Aだよ。』

炭「A、禰豆子を庇ってくれてありがとう。」

『私も隠しているけど同じ立場だから。当たり前だよ。』

やっべえこの話聞かれてたらどうしよう。

しのぶちゃんが来た。

し「どうですか？体の方は？」

炭「かなり良くなってきています。」
善「ありがとうございます。」

し「ではそろそろ回復機能鍛錬に入りましょうか。それからAさん、禰豆子さんと同じ立場とはどういうことでしょうか？詳しい説明をお願いします。」

しのぶちゃんから黒いオーラが出てるよ。怖い。

私の命日は今日でしょうか。神様助けて！

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