黄金の国の少女 (ページ20)

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私はボールルームへやってきた。
それからしばらくしてヘトヘトになったユウちゃんたちがきた

『そんなに疲れてどうしたの？』

ユウ「なんかよく分からないんだけど、ポムフィオーレの人達が襲いかかって来てね……」

大変だったんだな……お疲れ様。私にはそう思うことしか出来なかった。

エー「はぁ、はぁ……なんでこんな目に合わないといけないわけ？」

ヴィ「それは、アンタたちが選抜メンバーになったからこそよ。」

グリ「ふな！？眩しいんだゾッ！」

？何が眩しいんだろ……あっ、ヴィル先輩のオーラか
今は慣れたからなんともないけど、初めてあったときは私もそう思った。うん、わかるよその気持ち、うん

ヴィ「どうやら脱落者はいないようね。ひとまず合格。」

カリ「ヴィル、こりゃ一体どういうことだ？」

ヴィ「どうもこうもないわ。ただのウォームアップよ。全身運動で身体が温まったでしょう？すぐさまレッスンがスタートできる。
いいこと？これからアタシたちはナイトレイブンカレッジの代表として『ボーカル＆ダンスチャンピオンシップ』という戦いの場で世界一を目指すの。
あの程度の障害を突破できないメンバーはいらない。
大会に向けて、既に戦いは始まってるの。
今この瞬間から、お遊び気分は許さないわ。
ビシビシ鍛えていくから覚悟なさい！」

カリ「お、おう……！？よくわかんないけど、わかったぜ！」

カリムさん、それはわかったとは言わないんじゃ……
というより、みんなが困惑してる？もしかしてだけど

エー「……なんかこのカンジ……。ヴィル先輩、ウチ寮長に似てね?」

デュ「ハーツラビュルとポムフィオーレはどちらも『女王』の精神に基づく寮だからな。自然とそうなるんじゃないか?」

ルク「おやおや、毒の君(ロア・ドゥ・ポアゾン)
最初からフルスロットルだね。キミの輝きに目が眩んでみんな動けなくなってしまっている。ふふふ。」

エペ「…………」

ルク「選抜メンバーの諸君、まずは合格おめでとう。ブラボー！エースくん、デュースくん、カリムくんジャミルくん。エペルくん。そして、私とヴィル。我々7名は今日から仲間(トライブ)だ。
『VDC』当日までどうぞよろしく。ほら、ムシュー・姫林檎もご挨拶を。」

エペ「エペル、です。よろしくお願いします……。」

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