42「変わらぬ里」 ページ42
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サスケ奪還は失敗した。目覚めたあと、サクラちゃんに謝った。
俺は他の仲間より回復が早い。カカシ先生に呼ばれ
外に集まる。
サクラちゃんと俺、カカシ先生。
Aがいない。まさか……
カカ「Aが、一昨日の夜をもって木の葉の忍びではなくなった」
「え…」
なんとかなるって言ってなかったか!?
声を荒げて聞くと一連の話を説明された。
住民や忍びの間で囁かれるAの話の意味を理解する。
木の葉のこの被害はアイツのせいだという囁き。
かわいそうだけど居なくなって安心という囁き。
化け狐、近寄るな…あの子に関わったらだめ……。
「なんだよそれ…。悪いのは霧隠れの奴らだろ……」
サク「ナルト…」
「Aは!!」
大きな声で呼びかけ、住民の噂話がとまる
「里の奴らにこんなこと言われても、自分から呪印までつけて、里の為に出てったんだろーが……!」
カカ(ああ、こんな人通りの多いところで話すんじゃなかった)
落ち着け、と制されても「うるせぇ」と跳ね除ける
「アイツはな、自分が木の葉の人間じゃないからって…俺よりもずっとみんなと仲良くなろうと必死に笑顔振りまいて、誰かが辛い時は1番に察して手を差し伸べるやつだったんだぞ……」
ひとりぼっちの俺と仲良くしてくれて嬉しかった。
暗いヒナタにも話しかけて、ヒナタが笑ってた。
悲しんでるサクラちゃんを支えてた。
カカシ先生が最後に言ってた。Aは「みんなが大好きだって」
木の葉の人間じゃないからとか言っておきながら
アイツは木の葉を愛してた。
「Aが、どんだけ里を大切に思ってるのか知らねーで好き勝手言ってんじゃねーー!」
じっとしてはいられなかった。とにかく走って走って、公園とか子どもが遊べるような道とか、ひとりで座ってたブランコとか……。
ちくしょ……チクショウ!!
なんも変わってねーのかよ!この里はよぉ!!
カカ「ナルト…」
追いかけて来た先生にすぐ見つかる
「カカシ先生…俺、火影になったらみんな認めてくれると思ってずっと夢見てたんだ。でもよ、火影になんなきゃ認めてもらえねーなんておかしいってばよ」
カカ「そうだな…だが怪我人や死人が出たんだ。憎しみはそう簡単にコントロールできないもんなんだよ」
「このままじゃ駄目だってばよ」
カカ「?」
「Aを里のみんなに認めさせねーと、火影なんかなれねぇ…。あいつのやる事終わったら、ぜってー木の葉に帰らせてやっるってばよ」
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石セー(プロフ) - じゅりさん» じゅりさん初めまして!読んで下さってとっても嬉しいです^ ^ありがとうございます!更新頑張りますー! (2019年5月20日 21時) (レス) id: 34e5e194e4 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 初めまして!更新楽しみにしてます頑張ってください! (2019年5月17日 6時) (レス) id: 9e6c1be654 (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - 名無し65455号さん» 初めまして、コメントありがとうございます。読んで下さってる方がいるんだなあと実感して感動しています。随時更新して行くのでよろしくお願い致します^ ^ (2019年4月3日 22時) (レス) id: 34e5e194e4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - 初めましてこの作品読んでみて楽しみにしていますこれからも更新頑張って下さい! (2019年4月3日 13時) (レス) id: 1e5a33a9df (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - 咲空さん» コメントとっても嬉しかったです。ありがとうございます!おかげさまで少し自信を持てました。主人公設定まだまだあるので楽しみにして頂ければ幸いです^^ちょうどプロットを練り直していたので更新が止まってしまいました。近々更新を再開します。 (2019年4月2日 16時) (レス) id: 34e5e194e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤成 | 作成日時:2019年3月10日 16時