156話(said：Ｆ) ページ6
「はーいみなさーん。こーんばーんわー」
「「こんばんわー！」」
本日もやってまいりました、チャンネル生放送の時間です。
俺の挨拶の後、きっくんとAちゃんが元気よく挨拶するのを見て、コメントがあっという間に流れていく。
だいたいAちゃんが可愛いっていうコメント。
そのコメントを流し見しながら、えおえおと2人で音声の調整をしたりしていく。
「今日はほうとう作りまーす！」
コメントを読んだらしいきっくんが返信をしてくれる。
テーブルの上にはガスコンロと、大きな土鍋が準備されている。
隣には、ほうとうでお馴染みの平麺と、どっさりの野菜とキノコ。
≫なんでほうとう？
「Aのリクエスト」
まぁAちゃんが食べたいって言ったのは、普通のうどんで、折角だからほうとう作ろうぜって言い出したのはきっくんとあろまなんですけどね。
そんな事を言いつつ、テキパキときっくんが鍋を作っていく。
色々調べてみたんだけど、基本は麺と野菜、きのこが主流らしくて、肉とかは観光客が沢山甲州地方に行くようになってからがメインらしい。
僕らはお肉大好きなので、鶏肉も豚肉も牛肉も入れちゃうんですけどね。
「かぼちゃ入れて〜」
「かぼちゃー」
「かぼちゃ好き？」
「好きー！」
ぼちゃぼちゃと水を張った鍋の中に入れながら、Aちゃんが笑顔で答える。
語尾にハートマークついてそうなくらい言い方可愛い〜。
とか言ってる間に、お肉も入れて煮立たせる。
ある程度アクをとったら、残りの野菜とキノコも投入して、味噌で味を整える。
立ち上る味噌の香りが、俺達の食欲を駆り立てる。
「美味そうだな」
「味こんなもんかな」
「早く食おうぜ」
「お前ら落ち着けっての！」
食欲の鬼であるあろまが、早速箸と器を持つ。
先にAちゃんの分を取り分けてから。
「おっしゃ、お前ら食えー！」
掛け声と同時に伸びるおっさん達の腕。
我先にと麺と肉を取りに行く俺達の醜い争いを垂れ流すと、Aちゃんの笑い声と、コメントに沢山の草が生えていた。
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ねい(プロフ) - 平部員さん» お返事遅くなってしまって大変申し訳ありません。書き終えた私も今後の展開を色々と想像するのが楽しいです。最後まで読んでくださってありがとうございます！ (2018年9月26日 23時) (
レス) id: 3cf28ea1ed (このIDを非表示/違反報告)
ねい(プロフ) - (*´ー｀*)さん» お返事遅くなってしまって大変申し訳ありません。無事完結することが出来ました。読んでくださってありがとうございます。 (2018年9月26日 23時) (レス) id: 3cf28ea1ed (このIDを非表示/違反報告)
平部員(プロフ) - かなり時間が経ってしまいましたが、完結おめでとうございます！！！！完結したいま、この先を想像するのが楽しいです(笑)ほっこりするお話をどうもありがとうございました！！！ (2018年7月22日 17時) (レス) id: 4be846ef1b (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー｀*) - 完結おめでとうございます！ (2018年7月20日 19時) (レス) id: 4de10ffa38 (このIDを非表示/違反報告)
ねい(プロフ) - すうさん» ありがとうございます。少しでも彼らの幸せな1場面を書きたいという自己満の思いから書き続けてきましたが、少しでも彼らの幸せがすうさんにも届いていたのなら書き手として嬉しい限りです。彼らにはこれからも笑顔と幸せ溢れる日常を過ごしてほしいと願っております。 (2018年7月12日 20時) (レス) id: 3cf28ea1ed (このIDを非表示/違反報告)
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