鬼殺しながら先生殺します。《弐》

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瀬尾「 あんな時化(しけ)た国内旅行、くれてやるよ 」



「 肝心な時に勝てなくて何が五英傑だ！！

お笑いだぜ！！ 」


「 同率なの浅野くん1人じゃない！！ 」


「 エンドのE組の虹音ちゃんの方が上って

どういうことよ！？ 」



浅野「 ⋯黙ってくれないかな 」


「「 ！？ 」」


浅野「 負け犬に口なし、だ。

次に僕がリードを引くまでお座りしてろ 」


「「 ⋯ 」」



浅野「 (この借りは必ず返す。

父より先にまずE組⋯ターゲットはお前らだ) 」




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殺「 ⋯で、君たちの希望だ、と？ 」


磯貝「 はい。触手を壊す権利は合宿中に使います 」




これもクラスの皆で話し合って決めたことである。




殺「 触手9本の大ハンデでも満足せず、

四方を先生の苦手な水で囲まれたこの島を使い、

万全に⋯貪欲に命を狙う⋯。

⋯正直に認めましょう。

君たちは侮(あなど)れない生徒になった 」



殺「 親御さんに見せる通知表は先程渡しました。

⋯これは先生からあなたたちへの通知表です！ 」




殺せんせーは高速で紙に何かを描き、

それを宙にばらまいた。


雪のように降ってくる紙には、

殺せんせーのモチーフとした二重丸がかかれてあった。




殺「 一学期で培った基礎を十分に活かし、

夏休みもたくさん遊び、たくさん学び、そして

⋯たくさん殺しましょう 」




荷物(アコーディオン入り)を持った彼らは

各々校舎を出ていく。




殺「 椚ヶ丘中学校3年E組、暗殺教室。

基礎の一学期、これにて⋯終業！！ 」




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