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其の弐 ページ4

「不死川さん!?Aちゃん泣かしちゃったわよ!!どうするの!?」

「何でだよ…そんなん俺が聞きてぇくらいだよォ…」

「南無…不死川、女子は泣かしてはならぬぞ…」

不死川は甘露寺に続き岩柱・悲鳴嶼行冥にまで叱られてしまった。

「ごめんね。Aはすごく臆病な子なんだよ。でも彼女は一人で鬼を伍佰体以上倒してきたからね、実力は間違いないんだよ。」

その一言に皆、静まり返ると同時に驚愕の眼差しをAに向けた。

「俺は信用しないぞ…。だいたいこの女の何処にそんな力があるというのだ…」

蛇柱・伊黒小芭内はそう呟いた。彼の言う通り、Aは小柄な少女だ。毒や優れた筋力などが無くては、か弱く小さな体はすぐ鬼に飲み込まれてしまうはずだ。しかしぱっと見、彼女は何か特別な条件を満たしているわけでも無さそうだ。

「派手におもしれぇ女じゃねぇか!!その実力を俺も派手に見てみてぇもんだな!」

「うむ、素晴らしいではないか!!力があるのは良い事、これからに是非期待したい!!」

音柱・宇随天元、炎柱・煉獄杏寿郎はAの実力を絶賛した。

その他にも、様々な意見や会話が飛び交ったが、輝哉によってすぐ静まった。

「この子を柱として任命しようと思うんだ。でも___」

輝哉は何かを言おうとして、すぐに飲み込んでしまった。皆、輝哉の次の言葉を待っていたので、沈黙は長く続いた。が、それを破って、Aに問いかけた者がいた。

「それほど強いとは…お前、何の呼吸を使うんだ?」

水柱・冨岡義勇だ。彼の投げかけた質問に、柱一同はAに期待の眼差しを向けた。が、

そんな彼らとは反対に、輝哉とAは、痛いところを突かれた様な顔をした。

「……あ、確かにね。…何の呼吸使うの……?」

「派手に期待ができるな!!さぁ、ド派手に言ってみろ!!!」

「お前強ぇんなら、それほどスゲェ呼吸使いなんだろうなァ??」

霞柱・時透無一郎に続き、宇随や不死川、その他の柱達が目を輝かせて呼吸を聞き出そうとしている。当本人はとても困っているが…

「あのね、その事でみんなに相談があるんだ。」

輝哉が口を開いた途端、皆元の位置に素早く戻り、輝哉の言葉に耳を澄ます。

「実はこの子、呼吸方を上手く使えないんだ。だからね、みんなで呼吸方を教えてあげてほしいんだ。」
途端に、全員の目が点になった。そしてその次にはっとした様に叫んだ。

「えええぇえぇええぇぇぇ!!!?」


--大正コソコソ噂話--

Aちゃんはとっても大食い!

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作品ジャンル:アニメ
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うい(プロフ) - ものさしおぢさん» ありがとう! (2021年9月29日 16時) (レス) id: 2d17a24ecf (このIDを非表示/違反報告)
ものさしおぢ(プロフ) - ういさん» コメントありがとうございます!わかりました!その前のお話は文字数の影響で出来ませんが、次回から間隔を開けてお話を書きます! (2021年9月29日 7時) (レス) id: 0bd4004e6c (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - めっちゃ内容いいです!あの、もう少し文字の隙間開けてくれると読みやすいと思います! (2021年9月29日 6時) (レス) @page4 id: 2d17a24ecf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ものさしおぢ | 作成日時:2021年9月27日 18時

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